2019年04月18日
加圧式燃焼火器準備
春のシーズンインに向けて冬眠していたキャンプ道具 その中の加圧式燃焼火器の操作法確認と点灯試験をやりました
これをやっておかなかったばっかりに 現地でランタンを煤だらけにしたり点灯できなかったりということが過去に何度かありました
これをやっておかなかったばっかりに 現地でランタンを煤だらけにしたり点灯できなかったりということが過去に何度かありました
加圧式燃焼火器は ホワイトガソリン(以下「WG」)仕様とケロシン(灯油)仕様の二種類を持っています
これら加圧式燃焼火器を 事前の点検等をせずに使おうとすると ジェネレーターやノズルの目詰まりとか緩み 加えてランタンではマントルが破れていたり またプレヒート不足で大炎上したりと 現地に来てから大慌てとなり 結局 持って来たはいいが使えなかった という事態に陥ります
今年はそんな轍(てつ)を踏まないぞ~!と OSSUNが持っている数少ない加圧式燃焼火器を並べて操作法を復習し 点灯試験をやってみました
最初に始めるのは比較的状態が安定しているWG仕様の火器 それもバーナーから始めます まずSOTOの“SOD-371 MUKAストーブ”です
安心と信頼の“made in japan”ですし これまで一度もトラブル等はありません
こういう信頼の置ける製品から手を着けていきます
さぁ始めますか~
まず ピストンユニットを抜き ピストンパッキンに油(Coleman「リュブリカント」)を塗布
次にバーナーヘッドを取り外してお掃除
でも全然汚れていないし目詰まりもないので歯ブラシで数回ブラッシングした程度で付け戻します
では点灯試験に向けて広口フェーエルボトルにWGを少し注入します
ポンピングしてコントロールダイヤルのロックを解除し点火位置「Start」に合わせてライターで点火します
ジェネレーターが暖まるまでチョットの間 赤い炎が上がりますが 直ぐに青い炎になり コントロールダイヤルを「Run」にすると安定しました
これでMUKAストーブは終了です WGをフェーエルボトルから戻します
次はColemanの“スポーツスター508ツーレバー”です
ポンプキャップのOIL穴にリュブリカントを数滴注入し WGを入れてます
これは二年前にジェネレーターを交換しています【2017年06月17日Coleman Sportster 508 ツーレバー メンテナンス始末記】ので ポンププランジャーを抜いてポンプカップにリュブリカントを塗布したぐらいで作業は終わり
ポンピングして加圧し 赤いフェーエルレバーを“ON”にし 黒い“BLACK FLAME ADJUSTMENT LEVER”(火力調整レバー)を“LIGHT/HI”にしてライターで点火します
日差しが強いのでよく見えませんが こちらも最初は赤い炎が上がり直ぐに青い炎に安定したので これで終了~
次はランタンに移ります 始めはやっぱりWG仕様の“Coleman286A”
このランタンはつい先日 リフレクターを自作した際【2019年01月09日Coleman286A用サイドリフレクター自作】も支障なく点灯できています
なので 燃料入れて スポーツスター508と同じでポンププランジャーを抜いてポンプカップにリュブリカントを塗布してメンテ終了~!
ポンピング! ポンピング! ポンピング!
無事に点灯~!
次のランタンはOSSUNのバースディランタン“Coleman200A”です 1955年10月製造です これもリフレクター自作の時に引っ張り出したのですが 点灯試験はやりませんでした
こちらもポンプカップにリュブリカントを塗布しただけ
難なく点灯!
このランタンはアニバーサリーな“お宝”として所有しているので実戦で使うつもりは今のところありませんが 可動状態を維持しておきたいですから~!
さあ 次から燃料コストパフォーマンスは最も優秀だけど 扱い上は最も“気難しい”灯油ランタンに取りかかります
ところで 燃料に灯油を使う加圧式燃焼火器は“プレヒート”という厳かな予熱儀式を必ず先行しなければなりません
この儀式が不完全だとランタンが“大炎上”して煤だらけになります!
まずは小型ランタンの“Petromax Rapid ランタンHK150”からです
このランタンは先日修理から戻ってきたばかりで【2018年10月24日ペトロマックスHK150 退院!】 その時に点灯も確認していますから問題無いでしょう
ってことで燃料のケロシン(灯油)を入れてポンピングし 直ぐに予熱器を点火!
予熱中も圧力を維持するためにポンピングは続けています
んでもってジェネレーターが十分に熱せられたと判断できた段階で調整バルブを開けると・・・点灯しました~!
っく~ やっぱりイイ!! ケロシンランタンの控えめなオレンジ色の光はやっぱり癒やされます WGの白い光にはない暖かみです
さて次はOSSUNのメインランタンでありケロシンランタンの大御所“ヴェイパラックスM320”です
このランタンには予熱器がないので Vaporiser(ヴァポライザー)に通されている“Spirit Cup”にアルコールを注いでライターで点火しヴァポライザーをプレヒートします
十分にヴァポライザーを暖めるため 夏場でもプレヒートは念のため二度実施します
二度目の予熱が終わりかけるころにポンピングを開始します
すると 徐々にオレンジ色に点灯~!!
いや~ 何度も言いますが ケロシンの橙色系の灯りはいい!照度は高くなくても暖かさがあるんですよ・・・
ところで マントルのストックが心細くなっているのに気付きました いま本体に付いているやつの他は一枚しかありません 直ぐに“PHARUS”に純正マントルを発注し先日宅配されました
では最後に“武井バーナー301Aセット”です これ暫く使用していませんが信頼の日本製です 早速ケロシンを入れて点灯試験に入ります
いつだったか最後に使用したとき予熱器が機能しませんでした 今回も試しましたがやっぱりダメです なので“プレヒート皿”にアルコールを注いで点火し バーナー部を十分暖めます
調整ハンドルを取り付け ゆっくり左に回して行くと・・・
おぉ~いいんでない! 予熱器の代わりにプレヒート皿を使えば機能するジャン!
・・・と思っていたら・・・あ あれっ?
コイル(スプリング)が伸びてる・・・!
いつの間に~? さっきまでは何とも無かったと思ったが・・・
消火してまじまじと観察します
こ これはマズイぜよ! 素人が直せるレベルじゃない!
しかしどうして伸びたんだ・・・? そう言えば・・・プレヒートする前 “外ホヤ”が外れていたので ストーブを手で持って二・三度振って その勢いでホヤを戻したのですが それが原因か~!?
とにかく この段階で原因を追求してもコイルが直るものでもありません
早速 「武井バーナー製造株式会社」へ電話して修理方を照会したところ 現在は修理依頼で混み合っているので約二ヶ月程度掛かる ということでした
まぁ武井バーナーは暖房器として利用するために購入したところ 他の暖房器もあるし これからは暖かくなる季節なので長期入院しても構わないので修理を依頼することにしました
なお当然ですが 修理箇所のリストに予熱器の修理も入れてあります
宅急便でお願いしました
まあ武井バーナーを除く他の火器は問題無く使えること及び操作方法も確認できました
これで春のシーズンインに向けて加圧式燃焼火器の準備は完了で~ス!
おしまい
追伸:しかし今年は病み上がりでもあり 体調上何時になったら出撃できるかなぁ・・・
これら加圧式燃焼火器を 事前の点検等をせずに使おうとすると ジェネレーターやノズルの目詰まりとか緩み 加えてランタンではマントルが破れていたり またプレヒート不足で大炎上したりと 現地に来てから大慌てとなり 結局 持って来たはいいが使えなかった という事態に陥ります
今年はそんな轍(てつ)を踏まないぞ~!と OSSUNが持っている数少ない加圧式燃焼火器を並べて操作法を復習し 点灯試験をやってみました
最初に始めるのは比較的状態が安定しているWG仕様の火器 それもバーナーから始めます まずSOTOの“SOD-371 MUKAストーブ”です
安心と信頼の“made in japan”ですし これまで一度もトラブル等はありません
こういう信頼の置ける製品から手を着けていきます
さぁ始めますか~
まず ピストンユニットを抜き ピストンパッキンに油(Coleman「リュブリカント」)を塗布
次にバーナーヘッドを取り外してお掃除
でも全然汚れていないし目詰まりもないので歯ブラシで数回ブラッシングした程度で付け戻します
では点灯試験に向けて広口フェーエルボトルにWGを少し注入します
ポンピングしてコントロールダイヤルのロックを解除し点火位置「Start」に合わせてライターで点火します
ジェネレーターが暖まるまでチョットの間 赤い炎が上がりますが 直ぐに青い炎になり コントロールダイヤルを「Run」にすると安定しました
これでMUKAストーブは終了です WGをフェーエルボトルから戻します
次はColemanの“スポーツスター508ツーレバー”です
ポンプキャップのOIL穴にリュブリカントを数滴注入し WGを入れてます
これは二年前にジェネレーターを交換しています【2017年06月17日Coleman Sportster 508 ツーレバー メンテナンス始末記】ので ポンププランジャーを抜いてポンプカップにリュブリカントを塗布したぐらいで作業は終わり
ポンピングして加圧し 赤いフェーエルレバーを“ON”にし 黒い“BLACK FLAME ADJUSTMENT LEVER”(火力調整レバー)を“LIGHT/HI”にしてライターで点火します
日差しが強いのでよく見えませんが こちらも最初は赤い炎が上がり直ぐに青い炎に安定したので これで終了~
次はランタンに移ります 始めはやっぱりWG仕様の“Coleman286A”
このランタンはつい先日 リフレクターを自作した際【2019年01月09日Coleman286A用サイドリフレクター自作】も支障なく点灯できています
なので 燃料入れて スポーツスター508と同じでポンププランジャーを抜いてポンプカップにリュブリカントを塗布してメンテ終了~!
ポンピング! ポンピング! ポンピング!
無事に点灯~!
次のランタンはOSSUNのバースディランタン“Coleman200A”です 1955年10月製造です これもリフレクター自作の時に引っ張り出したのですが 点灯試験はやりませんでした
こちらもポンプカップにリュブリカントを塗布しただけ
難なく点灯!
このランタンはアニバーサリーな“お宝”として所有しているので実戦で使うつもりは今のところありませんが 可動状態を維持しておきたいですから~!
さあ 次から燃料コストパフォーマンスは最も優秀だけど 扱い上は最も“気難しい”灯油ランタンに取りかかります
ところで 燃料に灯油を使う加圧式燃焼火器は“プレヒート”という厳かな予熱儀式を必ず先行しなければなりません
この儀式が不完全だとランタンが“大炎上”して煤だらけになります!
まずは小型ランタンの“Petromax Rapid ランタンHK150”からです
このランタンは先日修理から戻ってきたばかりで【2018年10月24日ペトロマックスHK150 退院!】 その時に点灯も確認していますから問題無いでしょう
ってことで燃料のケロシン(灯油)を入れてポンピングし 直ぐに予熱器を点火!
予熱中も圧力を維持するためにポンピングは続けています
んでもってジェネレーターが十分に熱せられたと判断できた段階で調整バルブを開けると・・・点灯しました~!
っく~ やっぱりイイ!! ケロシンランタンの控えめなオレンジ色の光はやっぱり癒やされます WGの白い光にはない暖かみです
さて次はOSSUNのメインランタンでありケロシンランタンの大御所“ヴェイパラックスM320”です
このランタンには予熱器がないので Vaporiser(ヴァポライザー)に通されている“Spirit Cup”にアルコールを注いでライターで点火しヴァポライザーをプレヒートします
十分にヴァポライザーを暖めるため 夏場でもプレヒートは念のため二度実施します
二度目の予熱が終わりかけるころにポンピングを開始します
すると 徐々にオレンジ色に点灯~!!
いや~ 何度も言いますが ケロシンの橙色系の灯りはいい!照度は高くなくても暖かさがあるんですよ・・・
ところで マントルのストックが心細くなっているのに気付きました いま本体に付いているやつの他は一枚しかありません 直ぐに“PHARUS”に純正マントルを発注し先日宅配されました
では最後に“武井バーナー301Aセット”です これ暫く使用していませんが信頼の日本製です 早速ケロシンを入れて点灯試験に入ります
いつだったか最後に使用したとき予熱器が機能しませんでした 今回も試しましたがやっぱりダメです なので“プレヒート皿”にアルコールを注いで点火し バーナー部を十分暖めます
調整ハンドルを取り付け ゆっくり左に回して行くと・・・
おぉ~いいんでない! 予熱器の代わりにプレヒート皿を使えば機能するジャン!
・・・と思っていたら・・・あ あれっ?
コイル(スプリング)が伸びてる・・・!
いつの間に~? さっきまでは何とも無かったと思ったが・・・
消火してまじまじと観察します
こ これはマズイぜよ! 素人が直せるレベルじゃない!
しかしどうして伸びたんだ・・・? そう言えば・・・プレヒートする前 “外ホヤ”が外れていたので ストーブを手で持って二・三度振って その勢いでホヤを戻したのですが それが原因か~!?
とにかく この段階で原因を追求してもコイルが直るものでもありません
早速 「武井バーナー製造株式会社」へ電話して修理方を照会したところ 現在は修理依頼で混み合っているので約二ヶ月程度掛かる ということでした
まぁ武井バーナーは暖房器として利用するために購入したところ 他の暖房器もあるし これからは暖かくなる季節なので長期入院しても構わないので修理を依頼することにしました
なお当然ですが 修理箇所のリストに予熱器の修理も入れてあります
宅急便でお願いしました
まあ武井バーナーを除く他の火器は問題無く使えること及び操作方法も確認できました
これで春のシーズンインに向けて加圧式燃焼火器の準備は完了で~ス!
おしまい
追伸:しかし今年は病み上がりでもあり 体調上何時になったら出撃できるかなぁ・・・
DAISO ダッチオーブン【調理編 ローストビーフの章】
DAISO ダッチオーブン【調理編 飯し炊きの章】
DAISO ダッチオーブン 【購入編】
シーズンインに向けて【加圧燃焼系ケロシン火器点検】
簡易作業台リフォーム
シーズンインへ向けて【焚火陣幕補修】
DAISO ダッチオーブン【調理編 飯し炊きの章】
DAISO ダッチオーブン 【購入編】
シーズンインに向けて【加圧燃焼系ケロシン火器点検】
簡易作業台リフォーム
シーズンインへ向けて【焚火陣幕補修】
この記事へのコメント
写真見て驚きましたが
どれもみんなキレイに使われてますね。
私は使ったらそのままで汚れたりサビたり・・・。
まあ、それもアジとして・・・という事に(笑)
これでいつでも出撃OKですね。
ソロソロなんでしょうね?
どれもみんなキレイに使われてますね。
私は使ったらそのままで汚れたりサビたり・・・。
まあ、それもアジとして・・・という事に(笑)
これでいつでも出撃OKですね。
ソロソロなんでしょうね?
Posted by NYなゆぱぱ at 2019年04月18日 23:23
>NYなゆぱぱさん
おはようございます
わたしも"使ったら使いっぱなし”ですよ (^_^;)
goodsの準備はいいんですが 病み上がりの身体でソロキャンプして大丈夫か という心配が少しあります
まぁ杞憂だと思いますがね
おはようございます
わたしも"使ったら使いっぱなし”ですよ (^_^;)
goodsの準備はいいんですが 病み上がりの身体でソロキャンプして大丈夫か という心配が少しあります
まぁ杞憂だと思いますがね
Posted by OSSUN at 2019年04月19日 02:17
OSSUN さん、こんばんは!
火器は明るいと安心感が大きいんですね。私はそういうのを持っていないのですが良くわかります。要は持ち歩けるか、その人次第だと思います。
私が使えるかというとそこは無理なんですが、人それぞれですね。
火器は明るいと安心感が大きいんですね。私はそういうのを持っていないのですが良くわかります。要は持ち歩けるか、その人次第だと思います。
私が使えるかというとそこは無理なんですが、人それぞれですね。
Posted by ジープ at 2019年04月22日 19:26
>ジープさん
こんばんは~
まあキャンプスタイルによって人それぞれになるのでしょうね~
ジープさんはどちらかというと“ブッシュクラフト”系のキャンプですから,ランタンも人力で携行できるものとなるのでしょうか・・・
でも灯りが大きくても小さくても 闇夜で灯りを見つけたときの安心感というのはランタンの大きさには関係ないのでしょうね~
こんばんは~
まあキャンプスタイルによって人それぞれになるのでしょうね~
ジープさんはどちらかというと“ブッシュクラフト”系のキャンプですから,ランタンも人力で携行できるものとなるのでしょうか・・・
でも灯りが大きくても小さくても 闇夜で灯りを見つけたときの安心感というのはランタンの大きさには関係ないのでしょうね~
Posted by OSSUN at 2019年04月23日 21:34