2014年12月01日
代用火消し壺
11月はいろいろあってキャンプに行けなかった 連休が二回もあったのに…
ところで,“火消し壺”が欲しい! でも先立つものがない…

なので作ってみた…っていうか,別の物で代用してみた
ところで,“火消し壺”が欲しい! でも先立つものがない…

なので作ってみた…っていうか,別の物で代用してみた
キャンプで炭火が残った場合,これまでOSSUNは燃え尽きるまで一晩そのままにしていました これって,結構もったいないんじゃないか? 使いかけで残った炭は消して持ち帰れば次回も使えるし,火の点きもいいらしい
市販の火消し坪には,ロゴスから“ポータブル火消し壷”(左)や“エコとマナーの火消し壺”(右)などが出ており,連休で仙台に帰った際にロゴスショップで現物を見てきた

ちなみに,“ポータブル火消し壺”を使っている方のブログに,蓋がネジ式なので斜めに締めてしまい開かなくなったことがあるとの記事がありました 選ぶなら“エコとマナーの火消し壺”が蓋の構造が単純なのでベターのようです
そこで女房に“欲す~い!”と言ってみたところ,“実家の物置小屋に炭壺があるんじゃないの~?それに,これ以上キャンプ用品にお金を使わないでよ!!!!”という予想どおりの優しいお言葉をいただいた
確かに平成元年に亡くなった祖母は生前に火鉢を使っていたから,火消し壺も出てくるかもしれない
でも見つかったとしても,多分瀬戸物の重たいやつで蓋も固定できないから車に載せて移動するのは,壺が転倒して火の点いた炭が車内にまき散らされてしまう危険性が高いと思う
女房からは“仙台に使っていない缶もあったんじゃない!? あれ使えないの?”というアドバイスがあり,そう言えば自作の着火剤(オイルドチップ【焚き火用の自作着火剤】)をいれていた缶(以下「オイルドチップ缶」といいます)があったことを思い出した

自作着火剤“オイルドチップ”は,自作するよりも大幅に経済的な着火剤の存在を知って以降全く使わずに仙台に置いたままになっていた

ところで市販の火消し壺の原理は,空気を遮断して酸素の供給を止めるというものなので,密閉性の高い器とピッチリ閉まる蓋,加えて炭の熱に耐える材質が必要ということになります
このオイルドチップ缶で大丈夫か?
実際,これまでオイルドチップを入れていたのですが灯油が漏れ出すことはなかったし,“はめ込み”式の蓋ですがこれを閉めれば灯油の臭いはしませんでした
密閉性はあると思います
なお,仙台の自宅からは,去年か一昨年に酒屋さんからもらったヱビスビール缶も出てきました

実はこの缶,オイルドチップ缶が錆びて前掲のとおり見栄えが悪くなったので,真鍮色がきれいなこの缶に交換しようと手に入れたものですが,灯油に浸けたチップを入れてみたところ灯油が漏れ出してきたので密閉性がなく使えないとお蔵入りしていたものです
このヱビスビール缶にオイルドチップ缶を入れ子にすれば,炭を入れて熱くなった缶でもある程度は持ち運び易くなりのではと思います
入れ子にするとこんな感じです

オイルドチップ缶から針金の取っては外してあります
少しきついですが入りました きついくらいがガタつかなくて結果オーライでした
ヱビスビール缶も少し歪んだらしく蓋がきつくなりました でも,“きつい”ということは蓋をしたときの密閉性も高まったのではないかと思います
さて,オイルドチップが入っていた缶ですから,チップはこちらに移し替えています

移し替えましたが,オイルドチップ缶の底にはまだ灯油がヒタヒタに残っています
火を消すために使おうとしているのに,中に灯油が残っていたのでは本末転倒です
この灯油にはチップやゴミが混じっているため再利用は難しいので,外へ持って行って燃やしてしまうことにしました
なお,オイルドチップ缶が火の点いている炭の熱に耐えることができるか実験するため,SP社の“チャコールスターター火起師”で炭を熾します
その間にオイルドチップ缶に残っている灯油を燃やしてしまおうという作戦です

炭を熾す着火剤として,せっかく残っていたオイルドチップを使うことにしました
チップを缶詰の空き缶に入れて火を点け“火起師”にセットします

しかし,どうしても火が途中で消えてしまいます
何度火を点け直しても消えてしまうので炭に火が点きません
缶詰缶に空気穴を空けていなかったのが原因のようです
なので,“火起師”で炭を熾すのは諦め灯油を燃やしているオイルドチップ缶に炭を入れてみました

炭に少し火が点いたようですが,今度はこちらの灯油が燃え尽きて火が消えてしまいました
しかたないので,一旦,家に持ち帰ります
缶詰缶に空気穴を開けて,自宅ベランダでやり直してみました

今度は火が消えることなく燃え続けています

ところが,いつまで経っても炭に火が点きません

結局,炭が熾きることはありませんでした
取り出してみるとこんな状態です 火が点いた跡は,さっきの灯油を燃やしている缶に入れたときのものです

女房も買い物から帰ってきたし,ベランダでいつまでも火を使っていると怒られそうなので実験は中止しましょう!
じゃあ炭も缶詰缶も中に入れてしまいます

蓋をします

その上からヱビスビール缶の蓋もはめ込みます

これだけやれば空気を遮断できていると思います…多分!
これをホームセンターで買ってきてあった道具袋に100均で買った台敷きを入れ,そこにこの缶を入れました


この袋に入れる意味は特にありません オイルドチップ缶とチップをすくうためのオタマを持ち運ぶために買ったという記憶です
結局,この代用火消し壺が使い物になるかどうかは実戦で使ってみないと分かりませんですハイ… (^_^;)ゞ
中途半端ですが,おしまい
市販の火消し坪には,ロゴスから“ポータブル火消し壷”(左)や“エコとマナーの火消し壺”(右)などが出ており,連休で仙台に帰った際にロゴスショップで現物を見てきた

ちなみに,“ポータブル火消し壺”を使っている方のブログに,蓋がネジ式なので斜めに締めてしまい開かなくなったことがあるとの記事がありました 選ぶなら“エコとマナーの火消し壺”が蓋の構造が単純なのでベターのようです
そこで女房に“欲す~い!”と言ってみたところ,“実家の物置小屋に炭壺があるんじゃないの~?それに,これ以上キャンプ用品にお金を使わないでよ!!!!”という予想どおりの優しいお言葉をいただいた
確かに平成元年に亡くなった祖母は生前に火鉢を使っていたから,火消し壺も出てくるかもしれない
でも見つかったとしても,多分瀬戸物の重たいやつで蓋も固定できないから車に載せて移動するのは,壺が転倒して火の点いた炭が車内にまき散らされてしまう危険性が高いと思う
女房からは“仙台に使っていない缶もあったんじゃない!? あれ使えないの?”というアドバイスがあり,そう言えば自作の着火剤(オイルドチップ【焚き火用の自作着火剤】)をいれていた缶(以下「オイルドチップ缶」といいます)があったことを思い出した

自作着火剤“オイルドチップ”は,自作するよりも大幅に経済的な着火剤の存在を知って以降全く使わずに仙台に置いたままになっていた

ところで市販の火消し壺の原理は,空気を遮断して酸素の供給を止めるというものなので,密閉性の高い器とピッチリ閉まる蓋,加えて炭の熱に耐える材質が必要ということになります
このオイルドチップ缶で大丈夫か?
実際,これまでオイルドチップを入れていたのですが灯油が漏れ出すことはなかったし,“はめ込み”式の蓋ですがこれを閉めれば灯油の臭いはしませんでした
密閉性はあると思います
なお,仙台の自宅からは,去年か一昨年に酒屋さんからもらったヱビスビール缶も出てきました

実はこの缶,オイルドチップ缶が錆びて前掲のとおり見栄えが悪くなったので,真鍮色がきれいなこの缶に交換しようと手に入れたものですが,灯油に浸けたチップを入れてみたところ灯油が漏れ出してきたので密閉性がなく使えないとお蔵入りしていたものです
このヱビスビール缶にオイルドチップ缶を入れ子にすれば,炭を入れて熱くなった缶でもある程度は持ち運び易くなりのではと思います
入れ子にするとこんな感じです

オイルドチップ缶から針金の取っては外してあります
少しきついですが入りました きついくらいがガタつかなくて結果オーライでした
ヱビスビール缶も少し歪んだらしく蓋がきつくなりました でも,“きつい”ということは蓋をしたときの密閉性も高まったのではないかと思います
さて,オイルドチップが入っていた缶ですから,チップはこちらに移し替えています

移し替えましたが,オイルドチップ缶の底にはまだ灯油がヒタヒタに残っています
火を消すために使おうとしているのに,中に灯油が残っていたのでは本末転倒です
この灯油にはチップやゴミが混じっているため再利用は難しいので,外へ持って行って燃やしてしまうことにしました
なお,オイルドチップ缶が火の点いている炭の熱に耐えることができるか実験するため,SP社の“チャコールスターター火起師”で炭を熾します
その間にオイルドチップ缶に残っている灯油を燃やしてしまおうという作戦です

炭を熾す着火剤として,せっかく残っていたオイルドチップを使うことにしました
チップを缶詰の空き缶に入れて火を点け“火起師”にセットします

しかし,どうしても火が途中で消えてしまいます
何度火を点け直しても消えてしまうので炭に火が点きません
缶詰缶に空気穴を空けていなかったのが原因のようです
なので,“火起師”で炭を熾すのは諦め灯油を燃やしているオイルドチップ缶に炭を入れてみました

炭に少し火が点いたようですが,今度はこちらの灯油が燃え尽きて火が消えてしまいました
しかたないので,一旦,家に持ち帰ります
缶詰缶に空気穴を開けて,自宅ベランダでやり直してみました

今度は火が消えることなく燃え続けています

ところが,いつまで経っても炭に火が点きません

結局,炭が熾きることはありませんでした
取り出してみるとこんな状態です 火が点いた跡は,さっきの灯油を燃やしている缶に入れたときのものです

女房も買い物から帰ってきたし,ベランダでいつまでも火を使っていると怒られそうなので実験は中止しましょう!
じゃあ炭も缶詰缶も中に入れてしまいます

蓋をします

その上からヱビスビール缶の蓋もはめ込みます

これだけやれば空気を遮断できていると思います…多分!
これをホームセンターで買ってきてあった道具袋に100均で買った台敷きを入れ,そこにこの缶を入れました


この袋に入れる意味は特にありません オイルドチップ缶とチップをすくうためのオタマを持ち運ぶために買ったという記憶です
結局,この代用火消し壺が使い物になるかどうかは実戦で使ってみないと分かりませんですハイ… (^_^;)ゞ
中途半端ですが,おしまい
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この記事へのコメント
こんにちは〜。
お久しぶりです。青森はもう雪降ってますか?雪中キャンプの季節ももう少しですね。
火消し壺がなくても、折りたたみバケツ、(ビニール袋でも可)に水を張って入れて火を消して、持ち帰って天日干しすればまた使えますよ。
火消し壺は壺の中の酸素が無くなるまで燃えるので、残り墨も少なくなりますが、水だと使い終わったら時点の大きさでまた次回使えます。
消し炭の方が、新しい墨より火付きがいいというメリットもありますね。
では4月までキャンプベストシーズン楽しんで下さい。
お久しぶりです。青森はもう雪降ってますか?雪中キャンプの季節ももう少しですね。
火消し壺がなくても、折りたたみバケツ、(ビニール袋でも可)に水を張って入れて火を消して、持ち帰って天日干しすればまた使えますよ。
火消し壺は壺の中の酸素が無くなるまで燃えるので、残り墨も少なくなりますが、水だと使い終わったら時点の大きさでまた次回使えます。
消し炭の方が、新しい墨より火付きがいいというメリットもありますね。
では4月までキャンプベストシーズン楽しんで下さい。
Posted by くまのプー at 2014年12月02日 07:32
>くまのプーさん
こんばんは~ ご無沙汰しております
でも時々,FBは覗いていました~
お子さん大きくなりましたね~!
このブログに書いた”経済的な着火剤”は,プーさんから教えてもらったもので~す
ところで,そうですよね~!バケツの水に浸ければ直ぐ火は消えるし冷えるので,持ち運びも楽々です
何か目からウロコかも…
これまでもプーさんの影響がOSSUNのキャンプライフに相当大きく反映しています 今後とも色々教えて下さいね~
こんばんは~ ご無沙汰しております
でも時々,FBは覗いていました~
お子さん大きくなりましたね~!
このブログに書いた”経済的な着火剤”は,プーさんから教えてもらったもので~す
ところで,そうですよね~!バケツの水に浸ければ直ぐ火は消えるし冷えるので,持ち運びも楽々です
何か目からウロコかも…
これまでもプーさんの影響がOSSUNのキャンプライフに相当大きく反映しています 今後とも色々教えて下さいね~
Posted by OSSUN at 2014年12月02日 18:12
消して帰宅するときは水に浸けちゃってもいいんですが、昼→夜→翌日というように連続して炭を使う場合には水に浸けたくないんですよねぇ。
そんな訳で消し壷を購入したのですが、前回のキャンプは安いマングローブを使ったため、持ち時間が短く、消し壷の出番はありませんでした。(^-^;;;
そんな訳で消し壷を購入したのですが、前回のキャンプは安いマングローブを使ったため、持ち時間が短く、消し壷の出番はありませんでした。(^-^;;;
Posted by 音丸
at 2014年12月11日 11:16

>音丸さん
おはようございます
連続して炭を使うときは確かに水には浸けられないですね~!やっぱり火消し壺は必要ですよね~?
マングローブの炭は,持ち時間が短い上に火力も弱い感じがしますね… ヤッパリ国産の炭が一番ですね!?
おはようございます
連続して炭を使うときは確かに水には浸けられないですね~!やっぱり火消し壺は必要ですよね~?
マングローブの炭は,持ち時間が短い上に火力も弱い感じがしますね… ヤッパリ国産の炭が一番ですね!?
Posted by OSSUN at 2014年12月12日 05:27