2022年12月29日
100均レードルに一工夫
100均の【折りたたみレードル】に一工夫というか小細工し 鍋の縁に引っ掛けられるようにしてみました

キャンプの鍋料理に あれば便利なアイテムじゃネ?

キャンプの鍋料理に あれば便利なアイテムじゃネ?
10月に行った“吹上高原キャンプ場”でのソロキャンプ【2022年11月03日秋晴れの吹上高原キャンプ場へ 【前編】】で“キムチ鍋”を調理して食べたのですが レードル 和名【お玉】を忘れたので 取り分けには木製スプーンを使いました

木製スプーンは形状が直線的で凹みも浅く 汁物の取り分けには不向きです

吹上高原キャンプ場での“キムチ鍋”は 仕方なくこのスプーンでシェラカップに取り分けて食べました 事前にレシピを決めておけばレードルは持っていくのですが 10月の吹上高原キャンプ場は 当日思い立っての急な出撃だったためレードルは持って行きませんでした ただOSSUNが持っているレードルは小ぶりですが家庭用です
そう言えば 100均のアウトドアgoodsに“折りたたみレードル”があるのを思いだし 過日購入してきました

実はレードルとターナーは 以前も購入しています 昨年の正月です【2021年01月14日 年末年始のプチ散財goods】

今回これが何処へ仕舞い込んだか見つからなかったこと まあ100円で買えることもあり またSeriaで買ったんです
でその後見つかったので比べてみました
商品表示も同じなのに販売元が違っています ちょっと驚きです

縦のサイズが5mmほど伸びているようですが それ以外は販売元以外 JANコードまで同じです

まあいろいろ大人の事情があるのでしょう・・・
話しを小細工に戻します
鍋の縁に引っ掛けることができるレードルとして OSSUNちにこれがあります

取っ手部分を“中抜き”してフックにしています

これがあると鍋の縁に引っ掛けられます

このレードルがあるなら キャンプにもこれを持って行けばいいでしょ!? って突っ込まれそうですが そのとおりです!(爆)
まあ100均レードルは取っ手部分が折りたためてコンパクトになるところが“うり”ですから・・・ と自分に言い聞かせます
フックは 家にあった残り端材のアルミバーから作ることにします 厚さ2mm 幅10mm で30cm分残っていました

これを細工してレードルにネジ留めするという作戦です
幅が10㎜なのであまり大きなネジ穴では強度が弱まると思い ネジは【M4】を選びました
“小ネジ”と“ナット”それぞれ各¥184です

それではまず設計図を描きます

設計図に基づき アルミバーに“墨線”を引きます

作業台に固定し・・・

段取りは ①ネジ穴を開ける ②クランク状に曲げる ③切断する という順番で作業を進めます
まずはネジ穴を開けるため ポンチでマークします



そこにドリルドライバーで穴を開けます

最初に2mmドリルで下穴を開け 次に4mmドリルで開けています

この時思いつきました クランク状に曲げなくても 下図の赤矢印のとこをチョッとだけ曲げれば下図のようになり 鍋の縁に引っ掛けられるんジャン! 曲げる回数も一回で済むし

その思いつきで“曲げ”に入ります まず墨線に合わせてバイスに固定します


そして手で握って・・・

ひと思いに ギュッと曲げます

こんな状態

角度確認のため レードルに合わせてみます

曲げ過ぎてしまったようです

曲げ戻すことも考えましたが こんなに曲げてしまったなら当初の設計図どおり90度曲げを二回行ってクランク状にすることにします




レードルに合わせてみます

レードルに開ける穴の位置をマジックペンでマークします
この時点で“致命的な間違い”をしています って言うか設計図の段階で間違っていました 後ほどご説明します


マジックペンでマークした点をポンチで凹ませます

アルミバーと同じように 2mmドリル 4mmドリル で穴を開けます



ではアルミバーを【ピラニア鋸】でカットします



鉄工ヤスリでバリ取りし成形します


ネジが通りやすくなるよう 穴に丸棒ヤスリを軽く掛けておきます


フックを取り付ける前にネジがスムーズに締められるか確かめました


ではアルミフックをネジ留めします

ナットをラジペンで固定してネジを“ねじ込み”ました

取り付けてみると フックがレードル本体と平行になっていません

取り付け部を見てみます

ここで先に書いた“致命的間違い”に気付きました

このレードルは持ち運びやすいよう 取っ手部が折れてコンパクトになるのが“ミソ”ですが 折りたたむためには取っ手部のステンレス丸棒を指で挟んで内側に縮める必要があります
ところが今回ネジを取り付けた位置では ナットにぶつかりステンレス丸棒を縮めることができないのです つまりコンパクトにできない!
マヌケだ~!!! こんな基本的な初歩的なミスが分からなかったとは・・・
これなら家にあるフック付きレードルを持って行く方がまだ良いですよ!(爆)
クッソ~!どうするか・・・
取りあえず一旦取り外します

フックの取付位置を下に移動すれば 取っ手の折りたたみに影響が出ないでしょう

なので ネジ穴を下に移動します




凸凹がある部分なので 微妙に中心からズレてしまいましたが気にせず進めます

フックの曲げ角度も 取り付けた時に本体と平行になるよう 調整します

フックを取り付けてみましたが ネジ回しが硬くて十字部が潰れてしまいました

原因は ナットの傘部分がフックの壁に当たって斜めになっていたからでした
こんなイメージです 傘部分をカットしてフックに当たらないようにしました

うまく締め付けられました

本体とフックの間も まあこんなもんでしょう

これで取っ手部の折りたたみができるようになりました これが出来なきゃ意味がないですから~!


では鍋の縁への引っ掛け具合はどうか?

なかなか良いんじゃない!?

これで完成とします!

【焚火缶】への引っ掛け具合も良好でした

これでお玉の置き場所を探して テーブルの上をグルグル回り迷う必要がなくなりますね!
今年の記事はこれが最期になります
みな様 どうかよいお年をお迎えくださ~い (^o^)/
おしまい
編集後記
実はDAISOのレードルも購入し もっと簡単にフックを作れないかと試してみました


これプラスチックだし ここに溝を掘ればフックになると思いました

随分硬いプラスチックでしたが 【ピラニア鋸】とカッターナイフ 彫刻刀などでカットして成形しました

しかし鍋の縁に引っ掛けられるとしても バランスが悪く 縁から外れて取っ手側にひっくり返ってしまうことが何度かありました


安定して鍋の縁に引っ掛けられないので この案は“ボツ”にしました

木製スプーンは形状が直線的で凹みも浅く 汁物の取り分けには不向きです

吹上高原キャンプ場での“キムチ鍋”は 仕方なくこのスプーンでシェラカップに取り分けて食べました 事前にレシピを決めておけばレードルは持っていくのですが 10月の吹上高原キャンプ場は 当日思い立っての急な出撃だったためレードルは持って行きませんでした ただOSSUNが持っているレードルは小ぶりですが家庭用です
そう言えば 100均のアウトドアgoodsに“折りたたみレードル”があるのを思いだし 過日購入してきました

実はレードルとターナーは 以前も購入しています 昨年の正月です【2021年01月14日 年末年始のプチ散財goods】

今回これが何処へ仕舞い込んだか見つからなかったこと まあ100円で買えることもあり またSeriaで買ったんです
でその後見つかったので比べてみました
商品表示も同じなのに販売元が違っています ちょっと驚きです

縦のサイズが5mmほど伸びているようですが それ以外は販売元以外 JANコードまで同じです

まあいろいろ大人の事情があるのでしょう・・・
話しを小細工に戻します
鍋の縁に引っ掛けることができるレードルとして OSSUNちにこれがあります

取っ手部分を“中抜き”してフックにしています

これがあると鍋の縁に引っ掛けられます

このレードルがあるなら キャンプにもこれを持って行けばいいでしょ!? って突っ込まれそうですが そのとおりです!(爆)
まあ100均レードルは取っ手部分が折りたためてコンパクトになるところが“うり”ですから・・・ と自分に言い聞かせます
フックは 家にあった残り端材のアルミバーから作ることにします 厚さ2mm 幅10mm で30cm分残っていました

これを細工してレードルにネジ留めするという作戦です
幅が10㎜なのであまり大きなネジ穴では強度が弱まると思い ネジは【M4】を選びました
“小ネジ”と“ナット”それぞれ各¥184です

それではまず設計図を描きます

設計図に基づき アルミバーに“墨線”を引きます

作業台に固定し・・・

段取りは ①ネジ穴を開ける ②クランク状に曲げる ③切断する という順番で作業を進めます
まずはネジ穴を開けるため ポンチでマークします



そこにドリルドライバーで穴を開けます

最初に2mmドリルで下穴を開け 次に4mmドリルで開けています

この時思いつきました クランク状に曲げなくても 下図の赤矢印のとこをチョッとだけ曲げれば下図のようになり 鍋の縁に引っ掛けられるんジャン! 曲げる回数も一回で済むし

その思いつきで“曲げ”に入ります まず墨線に合わせてバイスに固定します


そして手で握って・・・

ひと思いに ギュッと曲げます

こんな状態

角度確認のため レードルに合わせてみます

曲げ過ぎてしまったようです

曲げ戻すことも考えましたが こんなに曲げてしまったなら当初の設計図どおり90度曲げを二回行ってクランク状にすることにします




レードルに合わせてみます

レードルに開ける穴の位置をマジックペンでマークします
この時点で“致命的な間違い”をしています って言うか設計図の段階で間違っていました 後ほどご説明します


マジックペンでマークした点をポンチで凹ませます

アルミバーと同じように 2mmドリル 4mmドリル で穴を開けます



ではアルミバーを【ピラニア鋸】でカットします



鉄工ヤスリでバリ取りし成形します


ネジが通りやすくなるよう 穴に丸棒ヤスリを軽く掛けておきます


フックを取り付ける前にネジがスムーズに締められるか確かめました


ではアルミフックをネジ留めします

ナットをラジペンで固定してネジを“ねじ込み”ました

取り付けてみると フックがレードル本体と平行になっていません

取り付け部を見てみます

ここで先に書いた“致命的間違い”に気付きました

このレードルは持ち運びやすいよう 取っ手部が折れてコンパクトになるのが“ミソ”ですが 折りたたむためには取っ手部のステンレス丸棒を指で挟んで内側に縮める必要があります
ところが今回ネジを取り付けた位置では ナットにぶつかりステンレス丸棒を縮めることができないのです つまりコンパクトにできない!
マヌケだ~!!! こんな基本的な初歩的なミスが分からなかったとは・・・
これなら家にあるフック付きレードルを持って行く方がまだ良いですよ!(爆)
クッソ~!どうするか・・・
取りあえず一旦取り外します

フックの取付位置を下に移動すれば 取っ手の折りたたみに影響が出ないでしょう

なので ネジ穴を下に移動します




凸凹がある部分なので 微妙に中心からズレてしまいましたが気にせず進めます

フックの曲げ角度も 取り付けた時に本体と平行になるよう 調整します

フックを取り付けてみましたが ネジ回しが硬くて十字部が潰れてしまいました

原因は ナットの傘部分がフックの壁に当たって斜めになっていたからでした
こんなイメージです 傘部分をカットしてフックに当たらないようにしました

うまく締め付けられました

本体とフックの間も まあこんなもんでしょう

これで取っ手部の折りたたみができるようになりました これが出来なきゃ意味がないですから~!


では鍋の縁への引っ掛け具合はどうか?

なかなか良いんじゃない!?

これで完成とします!

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これでお玉の置き場所を探して テーブルの上をグルグル回り迷う必要がなくなりますね!
今年の記事はこれが最期になります
みな様 どうかよいお年をお迎えくださ~い (^o^)/
おしまい
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随分硬いプラスチックでしたが 【ピラニア鋸】とカッターナイフ 彫刻刀などでカットして成形しました

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安定して鍋の縁に引っ掛けられないので この案は“ボツ”にしました
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この記事へのコメント
ossunさん、こんばんわ!
工夫のしがいがあるとこ突いていますねえ、こういうのってなかなか決定版がなくて逆に楽しいのかもしれませんね。
わたしも来シーズンは少しはスマートな道具使いができるように工夫をしていこうかな(笑 何はともあれ元気で新年をお迎えください、楽しい記事をありがとうございました。
工夫のしがいがあるとこ突いていますねえ、こういうのってなかなか決定版がなくて逆に楽しいのかもしれませんね。
わたしも来シーズンは少しはスマートな道具使いができるように工夫をしていこうかな(笑 何はともあれ元気で新年をお迎えください、楽しい記事をありがとうございました。
Posted by 凍人 at 2022年12月30日 18:59
>凍人さん
こんばんは~
やっぱり冬季はDIYの記事が中心になりますね~
キャンプには行けませんが何やら作って愉しむ季節になりました お金は掛かるかも知れませんがね・・・
それではよいお年をお迎えください (^o^)/
こんばんは~
やっぱり冬季はDIYの記事が中心になりますね~
キャンプには行けませんが何やら作って愉しむ季節になりました お金は掛かるかも知れませんがね・・・
それではよいお年をお迎えください (^o^)/
Posted by OSSUN at 2022年12月31日 00:27