2018年02月17日
ファイヤーブラスター自作顛末
2月の三連休でファイヤーブラスター(火吹棒)を作ってみました
作り方は例の教本に載っていたんです
作り方は例の教本に載っていたんです
お気に入りのホームセンター“ヤマケン”で見覚えのある物を見つけました
金属製の“孫の手”です ラジオのアンテナと同じ仕組みで長さが伸縮します
これって例の“自作キャンプアイテム教本”に載っている“ファイヤーブラスター”を作るときの材料だよネ!? 手の部分の形はガイコツだけどネ
これがあれば簡単に作れんじゃネ!ということで孫の手と丸棒を購入したのが昨年の10月です
ちなみに教本では丸棒はφ18mmの物を使っていますがOSSUNは少し太いφ20mmにしています 太い方が握りやすいしドリルで縦穴を開けるときも開けやすいと思ったんです
まあいつでも作れると思ってずっと放置状態だったのですが 冬はキャンプに行かないし今冬は大雪だから連休も家で過ごすことになるから そろそろ手を付けるか~?ってことでやっと作り始めたんです
木材で作る握りの部分ですが教本に図面は載っていますがOSSUNもパソコンで書いてみました
φ20mm×長さ910mmの丸棒を120mmの長さに切り落とし φ20mmの中心に径9mmの貫通孔を開け 左側部分には径12mm×深さ15mmの穴を開け 端から10mmのところに細引きを通す径3.5mmの小さな横穴を片面に開けます
上記図面の右側の穴から孫の手を差し込んで取り付け 左側の穴から息を吹くという使い方になります
では孫の手の両端を取り外し空気が貫けるよう筒状にします
まず“手”部分を取り除くには手首から折ってしまいます
教本では下のように根元から折るのではなく 根元の太い部分を残し手首の付け根部分から折り パイプカッターで太い部分の端を少しだけカットするというやり方でした OSSUNがラジオペンチで無造作に曲げてしまったので根元から折れたんです
太い部分がこの伸縮棒を縮めたときのストッパーになるようです まぁ仕方ないです
しかしラジオペンチで手首の付け根部分を曲げるのは無理でしたよ!
パイプカッターは持っていたのに・・・
次に上部のクリップを外しました クリップはネジ式で留められていますので簡単に外すことができます
クリップネジの受け側は筒に埋め込まれたプラスチック状の器具です
これをラジオペンチで強引にほじくり出しました
これで両端が開けられたので空気が通る筒状になりました
丸棒に差し込む最も太い部分の径を計ってみるとほぼ9mmです 9mm弱かなぁ
これなら丸棒に開ける径9mmの穴に入りますね
では丸棒を120mmにカットします
カットしたらヤスリで切り口のバリ取りをしておきます
次に径9mmの貫通孔を開けますが 教本では“卓上ボール盤を使うと真っ直ぐな穴があけられる”と書いてあります
しかし一般人の家庭に いくら“卓上”と言っても“ボール盤”なんて持っているわけナイッショ!? ちなみに“モノタロウ”で見てみると 安いものでも1万円近く(税別)してました
普通の一般人が持っているのは せいぜい電動ドリルですよ!
さっそく貫通孔を開けるために中心点をマークします
次は電動ドリルを使って貫通孔を開ける作業です
ところで我が家には9mmと12mmの木工用ドリルが無いことに気付きました
近いものでは8mmと15mmですが“帯に短し たすきに長し”です
細引きを通す3.5mmはあります
9mmと12mmは仕方なく購入・・・
なんか どんどん費用がかさんで行くような予感・・・
そうだ!貫通孔を開ける前に手首の太い部分の代わりを取り付けておきましょう
この太い部分をつまんで引っ張り出して伸ばしたり 縮めたときにパイプ内部に入り込んでしまわないようストッパーになっているんですネ
つまりは伸ばしたり縮めたりするとき用の“つまみ”部分が必要だということです
ならば“ハトメパンチ”に付属の“菊われハトメ”が使えるんじゃネ!?
パイプの太さにほぼピッタリです 金槌で叩いてはめ込んでみました 外側に出っ張ったリング部分が太い部分の代わりになります ここをつまんで伸縮を試してみたところ 何回目かに外れてしまったので接着剤を付けてはめ込みました この部分は火に近づけるので熱で接着剤が溶け出さないかちょっと心配です
ではいよいよ丸棒に貫通孔を開けたいと思います
ここからの作業は室外で行います さむ~!
卓上ボール盤がないから この穴開けがキモだな!
貫通成功!多少中心から外れましたがボール盤を使わずにやってこれだけなら合格っしょ!?
と思っていたら・・・あ゛~!何とヒビが入っているではないですか!?
じゃあもう一本カットします 丸棒が910mmあって良かった~
しかし切り口がどうしても直角にならず斜めの断面になってしまいます 歳のせいで手が震えてるのか~? 再度カットしても どうしても斜めになるので諦めました
再度貫通孔に挑戦!
ところが 今度はドリルが若干上向きだったようです
クッソ~!
どうしても手動で120mmの真っ直ぐな貫通孔を開けようとしても難しいですね・・・
4本目にして何とかやっと貫通 これは反対側から径12mmの穴を開けた後の写真です
細引きを通す径3.5mmの穴も開けました
そしたらこんなボロボロになってしまいました
でもまあ 貫通孔を手動で開けたんだから こんなもんでしょうし何より もうやる気が起きません キッパリ!
結局3回失敗してます
卓上ボール盤を使わないとうまく作れない物ってのはいかがなものか!?まったくも~!
さっそくパイプを差し込んでみました やっぱりちょっと斜めに入ります
一応 細引きも通せることを確認しておきました
では丸棒に油を染みこませます
教本では“布に包んだクルミを木槌で叩き,絞った際に出るクルミオイルを丸木にすり込む”とありますが 気の短いOSSUNはこの作業のために生協で買ってきたクルミオイルを使います
ジップロックに丸棒を入れ そこにクルミオイルを垂らして約10時間浸けておきました なお油の食い付きがいいように少し細か目の紙やすりを事前に丸棒に掛けています
その後 取り出して細引きを通し・・・
一晩乾かします
このやり方は“2015年07月09日OPINELの黒錆加工&オイル塗布&細引きループ付け”でやった“握り部分”の油漬けの方法です
翌日の状態 いい感じです
ではいよいよパイプに接着剤を塗りつけて丸棒に挿入します
接着剤が完全に乾いたら 完成です!
あとは実戦で試してみます
しかしこの自作って 教本には“材料費¥1,000 時間2h”とありますが 今回OSSUNが要した費用はおよそ3.5倍以上です
製作期間は三日
こういう教本(マニュアル本)てのは 道具等は何でも持っていて作業にも慣れた人が書いているんでしょうね~?
おしまい
金属製の“孫の手”です ラジオのアンテナと同じ仕組みで長さが伸縮します
これって例の“自作キャンプアイテム教本”に載っている“ファイヤーブラスター”を作るときの材料だよネ!? 手の部分の形はガイコツだけどネ
これがあれば簡単に作れんじゃネ!ということで孫の手と丸棒を購入したのが昨年の10月です
ちなみに教本では丸棒はφ18mmの物を使っていますがOSSUNは少し太いφ20mmにしています 太い方が握りやすいしドリルで縦穴を開けるときも開けやすいと思ったんです
まあいつでも作れると思ってずっと放置状態だったのですが 冬はキャンプに行かないし今冬は大雪だから連休も家で過ごすことになるから そろそろ手を付けるか~?ってことでやっと作り始めたんです
木材で作る握りの部分ですが教本に図面は載っていますがOSSUNもパソコンで書いてみました
φ20mm×長さ910mmの丸棒を120mmの長さに切り落とし φ20mmの中心に径9mmの貫通孔を開け 左側部分には径12mm×深さ15mmの穴を開け 端から10mmのところに細引きを通す径3.5mmの小さな横穴を片面に開けます
上記図面の右側の穴から孫の手を差し込んで取り付け 左側の穴から息を吹くという使い方になります
では孫の手の両端を取り外し空気が貫けるよう筒状にします
まず“手”部分を取り除くには手首から折ってしまいます
教本では下のように根元から折るのではなく 根元の太い部分を残し手首の付け根部分から折り パイプカッターで太い部分の端を少しだけカットするというやり方でした OSSUNがラジオペンチで無造作に曲げてしまったので根元から折れたんです
太い部分がこの伸縮棒を縮めたときのストッパーになるようです まぁ仕方ないです
しかしラジオペンチで手首の付け根部分を曲げるのは無理でしたよ!
パイプカッターは持っていたのに・・・
次に上部のクリップを外しました クリップはネジ式で留められていますので簡単に外すことができます
クリップネジの受け側は筒に埋め込まれたプラスチック状の器具です
これをラジオペンチで強引にほじくり出しました
これで両端が開けられたので空気が通る筒状になりました
丸棒に差し込む最も太い部分の径を計ってみるとほぼ9mmです 9mm弱かなぁ
これなら丸棒に開ける径9mmの穴に入りますね
では丸棒を120mmにカットします
カットしたらヤスリで切り口のバリ取りをしておきます
次に径9mmの貫通孔を開けますが 教本では“卓上ボール盤を使うと真っ直ぐな穴があけられる”と書いてあります
しかし一般人の家庭に いくら“卓上”と言っても“ボール盤”なんて持っているわけナイッショ!? ちなみに“モノタロウ”で見てみると 安いものでも1万円近く(税別)してました
普通の一般人が持っているのは せいぜい電動ドリルですよ!
さっそく貫通孔を開けるために中心点をマークします
次は電動ドリルを使って貫通孔を開ける作業です
ところで我が家には9mmと12mmの木工用ドリルが無いことに気付きました
近いものでは8mmと15mmですが“帯に短し たすきに長し”です
細引きを通す3.5mmはあります
9mmと12mmは仕方なく購入・・・
なんか どんどん費用がかさんで行くような予感・・・
そうだ!貫通孔を開ける前に手首の太い部分の代わりを取り付けておきましょう
この太い部分をつまんで引っ張り出して伸ばしたり 縮めたときにパイプ内部に入り込んでしまわないようストッパーになっているんですネ
つまりは伸ばしたり縮めたりするとき用の“つまみ”部分が必要だということです
ならば“ハトメパンチ”に付属の“菊われハトメ”が使えるんじゃネ!?
パイプの太さにほぼピッタリです 金槌で叩いてはめ込んでみました 外側に出っ張ったリング部分が太い部分の代わりになります ここをつまんで伸縮を試してみたところ 何回目かに外れてしまったので接着剤を付けてはめ込みました この部分は火に近づけるので熱で接着剤が溶け出さないかちょっと心配です
ではいよいよ丸棒に貫通孔を開けたいと思います
ここからの作業は室外で行います さむ~!
卓上ボール盤がないから この穴開けがキモだな!
貫通成功!多少中心から外れましたがボール盤を使わずにやってこれだけなら合格っしょ!?
と思っていたら・・・あ゛~!何とヒビが入っているではないですか!?
じゃあもう一本カットします 丸棒が910mmあって良かった~
しかし切り口がどうしても直角にならず斜めの断面になってしまいます 歳のせいで手が震えてるのか~? 再度カットしても どうしても斜めになるので諦めました
再度貫通孔に挑戦!
ところが 今度はドリルが若干上向きだったようです
クッソ~!
どうしても手動で120mmの真っ直ぐな貫通孔を開けようとしても難しいですね・・・
4本目にして何とかやっと貫通 これは反対側から径12mmの穴を開けた後の写真です
細引きを通す径3.5mmの穴も開けました
そしたらこんなボロボロになってしまいました
でもまあ 貫通孔を手動で開けたんだから こんなもんでしょうし何より もうやる気が起きません キッパリ!
結局3回失敗してます
卓上ボール盤を使わないとうまく作れない物ってのはいかがなものか!?まったくも~!
さっそくパイプを差し込んでみました やっぱりちょっと斜めに入ります
一応 細引きも通せることを確認しておきました
では丸棒に油を染みこませます
教本では“布に包んだクルミを木槌で叩き,絞った際に出るクルミオイルを丸木にすり込む”とありますが 気の短いOSSUNはこの作業のために生協で買ってきたクルミオイルを使います
ジップロックに丸棒を入れ そこにクルミオイルを垂らして約10時間浸けておきました なお油の食い付きがいいように少し細か目の紙やすりを事前に丸棒に掛けています
その後 取り出して細引きを通し・・・
一晩乾かします
このやり方は“2015年07月09日OPINELの黒錆加工&オイル塗布&細引きループ付け”でやった“握り部分”の油漬けの方法です
翌日の状態 いい感じです
ではいよいよパイプに接着剤を塗りつけて丸棒に挿入します
接着剤が完全に乾いたら 完成です!
あとは実戦で試してみます
しかしこの自作って 教本には“材料費¥1,000 時間2h”とありますが 今回OSSUNが要した費用はおよそ3.5倍以上です
製作期間は三日
こういう教本(マニュアル本)てのは 道具等は何でも持っていて作業にも慣れた人が書いているんでしょうね~?
おしまい
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この記事へのコメント
私は本を買ってそのままですが
ossunさんは、次々と製作されていて
さすがですね。
この本には確かに2Hで1000円って書いてました。
道具は持ってる事が前提ですもんね。
私もいい加減なんか作るのを考えたいなあ。
と言うだけなんですけどね(爆)
ossunさんは、次々と製作されていて
さすがですね。
この本には確かに2Hで1000円って書いてました。
道具は持ってる事が前提ですもんね。
私もいい加減なんか作るのを考えたいなあ。
と言うだけなんですけどね(爆)
Posted by NYなゆぱぱ at 2018年02月18日 22:20
>NYなゆぱぱさん
おはようございます
こういうマニュアル本に記載された費用と時間そのままで作れたことなどありませんね
早く雪が溶けてキャンプシーズンが始まらないと ネットでグッズをポチッたり お金のかかることばかりやってしまいそうです(笑)
おはようございます
こういうマニュアル本に記載された費用と時間そのままで作れたことなどありませんね
早く雪が溶けてキャンプシーズンが始まらないと ネットでグッズをポチッたり お金のかかることばかりやってしまいそうです(笑)
Posted by OSSUN at 2018年02月19日 05:05
ossunさん、こんばんは!
自作は愛着が湧いていいですね、長持ちすれば尚更です。
クルミの油って売っているの初めて知りました、わたしは庭の椿の実を潰して使っていますが艶出しには重宝します。週末は月山山麓の予定もあり練習のつもりで山に入りましたがすごく寒かったです(笑
自作は愛着が湧いていいですね、長持ちすれば尚更です。
クルミの油って売っているの初めて知りました、わたしは庭の椿の実を潰して使っていますが艶出しには重宝します。週末は月山山麓の予定もあり練習のつもりで山に入りましたがすごく寒かったです(笑
Posted by ジープ at 2018年02月20日 18:36
>ジープさん
おはようございます
今回の自作は 労力がかかった割に出来映えは今一でした
youtubeを見ると もっと簡単に作っている人もいて ちょっと拍子抜けです
ところで まだ2月という冬真っ只中に月山ですか~!?
月山は夏スキーができるほど雪が多い山ですが,それに加えて今年は例年にない大寒波が来ているようです
十分に気をつけて楽しんできてください
おはようございます
今回の自作は 労力がかかった割に出来映えは今一でした
youtubeを見ると もっと簡単に作っている人もいて ちょっと拍子抜けです
ところで まだ2月という冬真っ只中に月山ですか~!?
月山は夏スキーができるほど雪が多い山ですが,それに加えて今年は例年にない大寒波が来ているようです
十分に気をつけて楽しんできてください
Posted by OSSUN at 2018年02月21日 03:35