おッSUN！キャンプ

【前編からの続きです】
キャンプサイトに戻ってきました　やっぱり“天空のキャンプ場”でしょ!?

今にも“タイガーモス号”が飛んで来そうです（爆）

時刻は３時過ぎです　草刈り作業がまだ続いていました

ケロシンランタン達に給油しながら　やっと呑めます

だいぶ影が長くなってきました　４時ころです

そろそろ晩餐の準備を始めます

秋の野外料理って言ったら“山形風いも煮鍋”だべした～！（OSSUNは山形ネイティブです）
イモやネギ　ブナシメジ　コンニャク等は　事前に家で仕込んでジップロックで持って来ました

その具材を鍋に投入して適量の水を加え　久しぶりの登場となるトライポッドに吊り下げて煮込みます

イモが煮えたところで　蕎麦つゆ（だし醤油の代替）　酒　みりん等で味を調整

そして主役牛肉登場～！！（山形県村山地方のいも煮は牛肉で醤油味だべした～）

午後５時前ころに草刈り作業のオジサンたちが　それぞれの軽トラで帰って行きました
さあ　出来たかなぁ？

最後に　今回はOSSUNの好きな“セリ”を投入して出来上がり～！　いも煮のレシピでは本来“セリ”は入れませんよ～

トライポッドはテント脇の常夜灯スタンドとして引き続き利用します　実は今回ランタンスタンドを持ってくるのを忘れたんで～ス！

さあこれが今夜の晩餐です　ブリの刺身と“パイナッポー！”　じゃなくてタクアンのぶつ切りで～ス！遠目には似てるっしょ？（爆）

ところがせっかく作った“いも煮”なのに　あまり食欲がない・・・
口に放り込みやすいタクアンや刺身には箸が延びるけど　汁物のいも煮が進まない

シェラカップで１～２杯食べましたが　まぁ無理して食べなくてもいいか！ってな感じですよ　タクアンも全部食べる気はないですから～！

まあ残っても明日食べればいいかってな感じです
そうこうしている内にサンセットが始まりました！

栗駒山に赤い太陽が沈んで行くのを一人で見ていると・・・ソロキャンプをやっている充実感がジ～ンと染みて来ます

日が沈むと遠く一関市街の街灯りがジワ～っと浮かび上がってきました

また歌い始めます

♫ たくさ～んの灯～が～ ♪ 懐か～しいの～は～ ♫ あのどれかひと～つに～ ♪ 君がいるか～ら～ ♫

実はこの景色を楽しむためにタープや座る向きを麓側に向けたんです　テントの入口は風を考慮して逆向きですがね

では洗い物を済ませてから焚き火を愉しみましょう！　ちなみに下の写真中　中心部の暗闇に浮かぶ灯りはOSSUNのテントサイトです

この時点　午後７時前で気温は18度を切っています

さて焚き火で癒やされよう！
“焚き火”っていうのは　原始　人間を人間たらしめた人類最大の発明品だと思います

すると　何かの動物の鳴き声が聞こえます　おそらく　カッ　カモシカかなぁ・・・？　カモシカだよ　クマとかイノシシとかタヌキなんかじゃないよ　た　多分・・・

聞こえる方向はテントサイトから見て北西側　この広場に通じる一本道のある斜面の藪の中です　レッドレンザーで光を小刻みに動かして威嚇（のつもり）して見ましたが　鳴き止みません　　い　いいかげん止めてよね・・・

時刻は午後９時前です　気温は17度丁度　寝ようかなぁ・・・

獣の鳴き声はやっと止みました　でも真夜中に近寄って来ないか心配です　食料は車の中に避難させています　テント内に持ち込んだラジオの音量を大きくしてシュラフに入りました

しかし眠れません！　獣が心配なのとラジオの音量が大きい性かと思います
ラジオで午後１１時の時報を聞きました　次に憶えのある時報は午前２時でした　つまり午前零時から１時の間は眠れたようです

シュラフに入ったままラジオを聞いていましたが　３時半前後かなぁ　寝るのを諦めシュラフから出てコーヒーを淹れようと思います

今回のテント“Nature hike hiby3”の魅力の一つが　この前室の広さです　タープが無くても　この前室で煮炊きができるスペースを確保できるんです

コーヒーを飲んだ後は　また横になったり起き上がったりを繰り返していましたが　そう言えば事前にネットで調べた一関市の日の出時刻は５時半前後だったと思い出しました　なので５時20分過ぎ頃に急きょ展望所の“みはらしの丘”に行って日の出を味わうことにしました　東側　気仙沼方向から陽が昇り始めます

上掲写真のタイムスタンプは午前5時31分でした

これほどの“サンライズ”を見たのは久しぶりです


下界は幻想的な雲海に覆われています

天空のキャンプ場の面目躍如！


テントサイトに戻ってみましたが周辺も朝靄（もや）に覆われています

西側の一関市方面から雲というか霧がドンドン流れ昇ってきます


こんな状況ですから　タープもテントもびしょ濡れです


この時　時刻は午前７時前で　気温は既に２２℃を超えています

陽が昇ると共に朝靄も徐々に晴れてきました


朝食は昨夜の“いも煮汁”にうどんを投入します


全部食べられましたよ

食後の腹ごなしに少し散歩しましょう


そろそろ戻って撤収を始めます　フットプリントを干して　テントのインナーは取り外しています

タープもテントも霧でびしょ濡れで　なかなか乾燥してくれません

自然乾燥では時間が掛かるのでタオルで水滴を拭き取って少し時間を置いてから収納しました

撤収完了です

撤収が終わったのは午前10時半頃でした
石蔵山林間広場　十分楽しませてもらいました　ありがとうございま～す

おしまい

編集後記：この広場の芝生フィールドにはクルマの乗り入れが禁止されています（炊事棟の板壁に掲示されていますよ～）　撤収中に白いワンボックス車が芝生に乗り入れてきました　中年男性が運転しています　OSSUNが注意すると素直に出てくれました　しかしキャンプでもなさそうです　何しに来たんだろう・・・？