2013年06月06日
ホットサンド始末記


先日,山形の実家に行った際、台所に汚れたホットサンドと蓋付きの小さなフライパンを見つけました。キャンプで使えるんじゃないか~?いつもの“うどん朝食”から“ホットサンド朝食”に変えられるかも…,と仙台の自宅に持ち帰ってきました。
長年使われずに放置されてきたため,ご覧の通り大分汚れがついています。(o´_`o)ハァ・・・

しかし,なんで80才間近の母がこんな“ハイカラ”で“アカヌケ”た道具を持ってるんだ?長男のOSSUNは50代後半になるまでホットサンドなんて食べたことがないのに…。実家に一番長く残っていた三人兄妹の一番下の妹に,写メールで照会してみました。
妹から“見覚えない”という返信です。
ならば,OSSUNのキャンプ道具の仲間入り決定です!(*^ー゚)v ブイ♪
このフライパンは直径145mmです。ソロキャンプ用の小さなフライパンはよく見かけますが,専用の蓋が付いているのは珍しいと思います。ユニフレームの直径163mmのフライパン“ちびパン”に “ちびパンリッド”という専用蓋が別売りであるくらいですかね…?
蓋が付いているということは“蒸す”ことができるということで,餃子も焼けるし,目玉焼きもとろとろの黄身で仕上げることができます。
ところで,このホットサンド器はどこのメーカーなのか?SP社のトラメジーノとは全然違うし,ColemanやChumsならトレンドマークの型がついているはずだし,有名な“バウルー”でもなさそうです。
ネットで探してみたところ,あるブロガーさんのブログ記事(H21年3月掲載)に,全く同じと思われるものの写真がアップされていました。そのブログによれば,日本製で“Pelican”というロゴが印刷された箱に入っていたもので,箱の中には問い合わせ先として会社名(愛知県豊田市)が記載された紙が入っていたが,社名を変えたのかもう存在していない会社かもしれない,とのことでした。まぁ,無名メーカーでしょうね…。
さて,長年実家に放置されていたので大分汚れています。油汚れなのか錆びなのか分かりません。
特に小フライパンの裏は焦げ付きでこんな状態です。

まず汚れを落とすことから始めます。
ホットサンド器の汚れは多分油汚れだろうし,小フライパンの裏は焦げ付きだから,洗剤はこちらを使ってみます。

左は煤などを落とす“キャブレタークリーナー”で,右は油汚れを落とす“換気扇クリーナー”です。
早速,小フライパンの裏には“キャブレタークリーナー”を,その他の部分とホットサンド器には“換気扇クリーナー”を使ってみます。



ホットサンド器の方は,泡がブクブクしていい感じで汚れが落ちているようです。
しかし,小フライパンの裏面はあまり変化がないので,ここにも“換気扇クリーナー”を使ってみました。

適当なところで洗面所に持っていき,クリーナーに添付のスポンジでゴシゴシこすります。

大分綺麗になりましたが,小フライパンの裏は錆びもあり,それほど綺麗にはなりませんでした。


では,この復活したホットサンド器を使って,ホットサンドを試作してみたいと思います。
女房に買ってきてもらった,食パン8枚切りと“とろけるチーズ”にハムなどを食パンに挟みます。

まず,食パンにバターを塗ります。冷蔵庫から出したバターを少し温めてからヌリヌリし,そこに“とろけるチーズ”とハムを乗せてホットサンド器を閉じます。

それで,ガスコンロに掛けます。中火~強火くらいにしました。

適当な時間で裏返し!
途中,ガスコンロが熱くなり過ぎたようで,コンロの安全装置が作動し火が小さくなってしまいました。
なので,ちょっとの間コンロの火を止めてから再開しました。

4~5分ほどして,もういいだろうと蓋を開いてみようとしました。
ところが,パンがホットサンド器にくっついてしまい,うまくはがれません。仕方なく“フライ返し”を使って無理矢理パンを剥がして開けてみました。



ちっくしょう~~~! でも,食べてみたところでは,ほどほどに美味かったですね~!
しかし,パンがくっついたのは,なぜ? どうして? Wh~y? (@_@)???
翌日,ネットで調べてみたところ,くっつき防止方法がいくつか紹介されていました。なお,フッ素樹脂加工がしてあればくっつかないようです。
① サンドイッチ用の薄いパンじゃなく,厚みのあるパンを使う
② ホットサンド器を暖めてからパンを挟む
③ ホットサンド器の内側にバターやオリーブオイルを塗る
④ パンの外側にもバターを塗る(パンの耳を残すときは耳に多めに塗る)
④ パンに挟む具には,接着力の強いポテトサラダ等を使う
⑤ パンの耳は落とす
これらを組み合わせてやっているようです。
そうか~,昨日の試作ではバターをパンの内側にしか塗らなかったし,焼き方も強火で長時間焼き過ぎたんだ!
そこで,上記の④を参考にして,次の段取りで再チャレンジしてみます。
Ⅰ ホットサンドを開け,食パンを1枚置き,具材をのせる。
昨日と同じ具材(とろけるチーズにハム)に,今日の晩飯の肉野菜炒めを追加した。

Ⅱ 2枚目の食パンを重ね,その上にバターをのせる(冷蔵庫から出したばかりで堅くて塗れないのでスライスした。溶けるまで待てない。)
Ⅲ ホットサンドを閉じて裏返し,再び開いて,裏面の食パンにも同じようにバターをのせる
こんな感じになりました。

そして蓋を閉じる。

Ⅳ コンロの火(中火の弱め)にかける

Ⅴ あまり長い時間火にかけないよう注意する(片面約1分)
ガスコンロの安全装置も作動しません。
Ⅵ 完成

ヤッター!パンがくっついていないぞ~。ちょっと焦げてますが,裏面はちょうどいい焼き色です。

半分にして女房と食べてみました。

うま~~~い!(*^▽^*)
昨日は,“台所は汚さない!パンくずはちゃんと掃除する!”等と怒鳴っていた女房も,その美味しさにグーの音も出ません!
“明日の朝はホットサンドにする?”なんて言ってます。☆^▽^☆
では,実際にキャンプで焼くときの火器は何を使うか?
ホットサンドは朝食用に考えているので,ガス缶一体型コンロだと熱がこもらないか心配だし,朝から炭火や焚き火で焼くのは面倒…,もっと手軽に焼けるものがないか?他のキャンパーさんは何を使っているのかな~?
ブログを検索すると,灯油式のマナスルで焼いている人や,CB缶を使うイワタニの“ジュニア・バーナー”で焼いたり,トランギアを使っている人もいました。

ただし,トランギアでは10分かかったそうです…。これは微妙です。ホットサンド一つ作るのに10分掛けるか~?
でも,トランギアは携帯性がある手軽な火器だし,ソロキャンプの朝食用ならありかな…?
昨日の試作のときに台所のガスコンロの安全装置が働いたのは,熱伝導性が高いホットサンド器を強火で4~5分と長い時間焼き過ぎたことが原因だと思うし,前述のとおりイワタニの“ジュニア・バーナー”で焼いているキャンパーさんもいるし,1分という短い時間ならOSSUNの一体型ガスコンロでも大丈夫じゃないかな~?

Youtubeの動画を検索すると,やっぱりトランギアで焼いている映像がありました。ヤッパこっちか~?
どっちでもいいんで,これからのOSSUNキャンプの朝食は,ホットサンドになります♪ヽ(^-^ )
ときどき“うどん”…
しかし,最近キャンプに行ける機会がないんですよ~,いつ行けるやら・・・ρ(・ω・、)イジイジ
ところで,そのYoutubeの動画では,ホットサンドに挟む具として目玉焼きをホットサンド器で作っていました。上蓋を開いて油を敷き,そこに卵を割って蓋を閉じて焼いています!
・・・
そ,それって,蓋付きの小フライパンじゃん!
その時,目からポロッと“何か”が落ちた気がしました…(@д・)~@
おしまい
しかし,なんで80才間近の母がこんな“ハイカラ”で“アカヌケ”た道具を持ってるんだ?長男のOSSUNは50代後半になるまでホットサンドなんて食べたことがないのに…。実家に一番長く残っていた三人兄妹の一番下の妹に,写メールで照会してみました。
妹から“見覚えない”という返信です。
ならば,OSSUNのキャンプ道具の仲間入り決定です!(*^ー゚)v ブイ♪
このフライパンは直径145mmです。ソロキャンプ用の小さなフライパンはよく見かけますが,専用の蓋が付いているのは珍しいと思います。ユニフレームの直径163mmのフライパン“ちびパン”に “ちびパンリッド”という専用蓋が別売りであるくらいですかね…?
蓋が付いているということは“蒸す”ことができるということで,餃子も焼けるし,目玉焼きもとろとろの黄身で仕上げることができます。
ところで,このホットサンド器はどこのメーカーなのか?SP社のトラメジーノとは全然違うし,ColemanやChumsならトレンドマークの型がついているはずだし,有名な“バウルー”でもなさそうです。
ネットで探してみたところ,あるブロガーさんのブログ記事(H21年3月掲載)に,全く同じと思われるものの写真がアップされていました。そのブログによれば,日本製で“Pelican”というロゴが印刷された箱に入っていたもので,箱の中には問い合わせ先として会社名(愛知県豊田市)が記載された紙が入っていたが,社名を変えたのかもう存在していない会社かもしれない,とのことでした。まぁ,無名メーカーでしょうね…。
さて,長年実家に放置されていたので大分汚れています。油汚れなのか錆びなのか分かりません。
特に小フライパンの裏は焦げ付きでこんな状態です。
まず汚れを落とすことから始めます。
ホットサンド器の汚れは多分油汚れだろうし,小フライパンの裏は焦げ付きだから,洗剤はこちらを使ってみます。
左は煤などを落とす“キャブレタークリーナー”で,右は油汚れを落とす“換気扇クリーナー”です。
早速,小フライパンの裏には“キャブレタークリーナー”を,その他の部分とホットサンド器には“換気扇クリーナー”を使ってみます。
ホットサンド器の方は,泡がブクブクしていい感じで汚れが落ちているようです。
しかし,小フライパンの裏面はあまり変化がないので,ここにも“換気扇クリーナー”を使ってみました。
適当なところで洗面所に持っていき,クリーナーに添付のスポンジでゴシゴシこすります。
大分綺麗になりましたが,小フライパンの裏は錆びもあり,それほど綺麗にはなりませんでした。
では,この復活したホットサンド器を使って,ホットサンドを試作してみたいと思います。
女房に買ってきてもらった,食パン8枚切りと“とろけるチーズ”にハムなどを食パンに挟みます。
まず,食パンにバターを塗ります。冷蔵庫から出したバターを少し温めてからヌリヌリし,そこに“とろけるチーズ”とハムを乗せてホットサンド器を閉じます。

それで,ガスコンロに掛けます。中火~強火くらいにしました。
適当な時間で裏返し!
途中,ガスコンロが熱くなり過ぎたようで,コンロの安全装置が作動し火が小さくなってしまいました。
なので,ちょっとの間コンロの火を止めてから再開しました。
4~5分ほどして,もういいだろうと蓋を開いてみようとしました。
ところが,パンがホットサンド器にくっついてしまい,うまくはがれません。仕方なく“フライ返し”を使って無理矢理パンを剥がして開けてみました。
ちっくしょう~~~! でも,食べてみたところでは,ほどほどに美味かったですね~!
しかし,パンがくっついたのは,なぜ? どうして? Wh~y? (@_@)???
翌日,ネットで調べてみたところ,くっつき防止方法がいくつか紹介されていました。なお,フッ素樹脂加工がしてあればくっつかないようです。
① サンドイッチ用の薄いパンじゃなく,厚みのあるパンを使う
② ホットサンド器を暖めてからパンを挟む
③ ホットサンド器の内側にバターやオリーブオイルを塗る
④ パンの外側にもバターを塗る(パンの耳を残すときは耳に多めに塗る)
④ パンに挟む具には,接着力の強いポテトサラダ等を使う
⑤ パンの耳は落とす
これらを組み合わせてやっているようです。
そうか~,昨日の試作ではバターをパンの内側にしか塗らなかったし,焼き方も強火で長時間焼き過ぎたんだ!
そこで,上記の④を参考にして,次の段取りで再チャレンジしてみます。
Ⅰ ホットサンドを開け,食パンを1枚置き,具材をのせる。
昨日と同じ具材(とろけるチーズにハム)に,今日の晩飯の肉野菜炒めを追加した。
Ⅱ 2枚目の食パンを重ね,その上にバターをのせる(冷蔵庫から出したばかりで堅くて塗れないのでスライスした。溶けるまで待てない。)
Ⅲ ホットサンドを閉じて裏返し,再び開いて,裏面の食パンにも同じようにバターをのせる
こんな感じになりました。
そして蓋を閉じる。
Ⅳ コンロの火(中火の弱め)にかける
Ⅴ あまり長い時間火にかけないよう注意する(片面約1分)
ガスコンロの安全装置も作動しません。
Ⅵ 完成
ヤッター!パンがくっついていないぞ~。ちょっと焦げてますが,裏面はちょうどいい焼き色です。
半分にして女房と食べてみました。
うま~~~い!(*^▽^*)
昨日は,“台所は汚さない!パンくずはちゃんと掃除する!”等と怒鳴っていた女房も,その美味しさにグーの音も出ません!
“明日の朝はホットサンドにする?”なんて言ってます。☆^▽^☆
では,実際にキャンプで焼くときの火器は何を使うか?
ホットサンドは朝食用に考えているので,ガス缶一体型コンロだと熱がこもらないか心配だし,朝から炭火や焚き火で焼くのは面倒…,もっと手軽に焼けるものがないか?他のキャンパーさんは何を使っているのかな~?
ブログを検索すると,灯油式のマナスルで焼いている人や,CB缶を使うイワタニの“ジュニア・バーナー”で焼いたり,トランギアを使っている人もいました。

ただし,トランギアでは10分かかったそうです…。これは微妙です。ホットサンド一つ作るのに10分掛けるか~?
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・・・
そ,それって,蓋付きの小フライパンじゃん!
その時,目からポロッと“何か”が落ちた気がしました…(@д・)~@
おしまい
Windshield を 焚き火リフレクター へ小細工 【後編】
Windshield を 焚き火リフレクター へ小細工 【前編】
キャンプで炊く“炊き込みご飯の素”比較
【DAISOレジャークッカー】で燗酒システム
NO.164 ヒロシ新ギア『剪定鋸【野斬鋸】』SAMURAI
携帯防虫器メンテナンス
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Posted by ossun at 23:13│Comments(2)
│goods
この記事へのコメント
おはようございます。
年期の入った道具いいですね!
私も先日クッカーで料理したときにクッカーにくっつくのがいやでしたので私は下記にある会社でテフロン加工をしてもらいました。
ただ、値段によっては最初からテフロンがしてあるやつを買った方が安かったかも(@Д@;)となったのは内緒です(笑)
参考にどうぞ、
ttp://www.alfa-giken.net/
年期の入った道具いいですね!
私も先日クッカーで料理したときにクッカーにくっつくのがいやでしたので私は下記にある会社でテフロン加工をしてもらいました。
ただ、値段によっては最初からテフロンがしてあるやつを買った方が安かったかも(@Д@;)となったのは内緒です(笑)
参考にどうぞ、
ttp://www.alfa-giken.net/
Posted by ドリー580 at 2013年06月08日 03:50
>ドリー580さん
コメントありがとうございます。
個人を相手にテフロン加工をやってくれる会社があるんですね~。知りませんでした。
さっそく,HPを見てみました。岐阜県の会社なんですね。
女房と一緒に検討してみたいと思います。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
個人を相手にテフロン加工をやってくれる会社があるんですね~。知りませんでした。
さっそく,HPを見てみました。岐阜県の会社なんですね。
女房と一緒に検討してみたいと思います。
ありがとうございました。
Posted by OSSUN at 2013年06月09日 08:03