凡そ10年前【
2014年12月12日キャンプで使える小型石油ストーブを選んでみる! 】で石油ストーブを選んでみたのですが その時は購入していません
そもそも冬期間はキャンプはせずに冬眠しているOSSUNですから キャンプのために急いで購入する必要はなかったんです まあ晩秋や早春のキャンプはたまにやることがありますので そんな時は石油ストーブを使ったこともありますがね
【
2016年12月10日 遠刈田公園ソロキャンプ 】でランタンストーブを使ったときの写真です
まあ冬場にするソロキャンプの暖房器具としては 設置・撤収に手間が掛かり 薪を用意して灰の後始末も必要となる“薪ストーブ”よりも 一発点火で直ぐ温まれて灰も出ない石油ストーブの方が便利です
しかし“薪ストーブ”はテント内で焚き火感覚が味わえる雰囲気のある暖房調理器具だとは思いますし OSSUNも欲しいgoodsの一つではありますがね
10年前の記事にも書いたのですが ソロキャンプのテントは狭いので 調理等の作業スペースを確保するためには 暖房器具は邪魔にならないようテントの隅に置けるのが理想です
であるならテント中央に置くことになる“アルパカ”や“パセコ”に代表される【 対流式石油ストーブ 】よりも 放熱方向に指向性があるので室内隅に置ける【 反射式石油ストーブ 】の方が“ソロキャンプ向き”と思う考えは今でも変わり有りません
そんな考えの下 OSSUN的にソロキャン用石油ストーブの必要条件を掲げてみます
1 反射式であること
放熱方向に指向性があり 主にその方向にある可燃物にだけ注意すれば良い
2 サイズ的に小さいこと
ソロキャンプのテントは小さく狭いので場所を取らないこと
3 灯油タンク分離式であること
給油時は灯油タンクだけを給油場所に運べること 対流式ストーブだと灯油タンクは本体一体型であり 給油は灯油が入ったポリタンクをストーブ側に持って来て行うのが一般的だと思う 室内にストーブを置いている場合“もし”給油時に灯油を漏らしてしまったときは 後始末が大変になるし周囲に臭いも残ってしまう
分離式の灯油タンクなら 屋外で給油できるのでそんなリスクが少ない
4 持ち手のハンドルがあること
テント内での移動が片手でできる 反射式ストーブでハンドルがある機種はあまり見ない
5 普段は自宅で使えること
日常生活でも 物で溢れる自宅の狭い
物入れ書斎で普段使いできること やっぱり周囲に可燃物が多いところでは 対流式ストーブは周囲360度に物が置けず危険かつ不便である
これらの条件をほぼ充たすストーブとして独断と偏見でこれを選びました
(ドラえもん風に)♫パッパカパッパッパ~♪ とよとみ あーるえす えいちにいきゅう えぬ~!(長い!)【 TOYOTOMi RS-H29N 】
なお10年前の記事で選んだ【 グリーンウッド GKP-P245N 】は 現在ではホームセンターで見かけなくなり ネット通販でも取り寄せでの購入になるとのことで 現物が見られずクオリティが心配なこと等により選びませんでした
【 再掲 】
【 TOYOTOMi RS-H29N 】は数年前からホームセンターで見かけ気になっていた機種です
昨年も晩秋期からホームセンターで展示が始まっていたところ 他の電気量販店での価格も横目で見ながら購入を悩んでいました
ところがホームセンターに12月も下旬に入ったあたりに行ってみると 展示品以外の在庫が無くなっているのが分かりました 過去数年はこのパターンで売り切れてしまい 何年も“買いそびれ”ていたんです
急に焦りだし 店員さんに 在庫はこの展示品だけか いくらで販売するのか を聴いて見ました
やっぱり在庫は展示品のみであり 価格は税込¥21,000でいい とのことなので即買いしましたよ
展示品だったので収納箱や取扱説明書なども無く まったく本体だけでした
仕様は まず見ての通り反射式ストーブで放熱方向に指向性があります
サイズは次のとおり
側面の放熱部は 奥行き長の三分の一程度となっています
灯油タンクは分離式です
そして片手で持てるハンドルがあります このハンドルは手を離すと 自然に後方に倒れるようになっている優れものです ハンドルが立ったままではストーブの熱で熱くなってしまいますからね
点火は“操作つまみ”を押し下げると 乾電池により点火してくれます
なお“操作つまみ”を押し下げている間 “ピィ~”という“放電音”が出ます 注意喚起のためなんでしょうかね・・・電池が切れた時やこの音を出したくない時はライターやマッチで点火することもできます
ところで メーカーのHPからダウンロードした取扱説明書によれば このストーブを移動する場合は 運搬の途中に灯油がこぼれて周囲を汚すおそれがあるので 電池ケースから乾電池を取りはずして灯油タンクを取り出し 灯油タンクが入っていた本体底にある油受けざらの灯油を必ず抜くか 灯油タンク内の灯油を完全になくなるまで燃燃させれば 灯油の抜き取りの必要はないと注意書がありました
キャンプ場へ持ち出す場合 その行き帰り時は留意する必要があります
さて OSSUNが持っている“ランタンストーブ”や キャンパーに人気の代表的な次の石油ストーブとも比較してみたいと思います
○ ランタンストーブ【 RL-25C 】
○ フジカハイペット【 KSP-229-21C 】
○ パセコ【 JKH-1 】
○ アルパカ【 TS-77NC 】
これらストーブの【 仕様 】を一覧表にしてみました
※ 画像上でクリックすると別ウインドウに拡大表示されます
仕様のサイズ【 高さ・幅・奥行き 】の数字で図形化してみました なお形状はOSSUNが独断で単純化して作ったものですから正確ではないことをご承知置きください
※ 画像上でクリックすると別ウインドウに拡大表示されます
この図でみると 最も高さがあるのは【 ランタンストーブ 】の“486mm” 最も低いのは【 アルパカ 】の“420mm”で その差は“66mm”となっています
また床に占める面積で比べると 最も面積が大きいのはやっぱり【 ランタンストーブ 】の“1181.8㎠” 最も小さいのは【 パセコ 】の“829.2㎠” その差は“352.6㎠”となりました
これらから 最もコンパクトなストーブを選ぶとすれば 高さが【 アルパカ 】より“21mm”高いですが専有面積が最も小さい【 パセコ 】になるんでしょうかねぇ~!?
ちなみに【 TOYOTOMi RS-H29N 】は二番目に専有面積が大きい機種になります 比較対象機種中では あまりコンパクトとは言いがたいですかねぇ・・・
ところで【
TOYOTOMiのHP 】では石油ストーブをキャンプで使用する場合の“注意事項”を掲げています
それを見ると テント内ではストーブ周りに燃える物は100cm以上離すよう警告しています
しかし テント内でストーブの周囲1mの範囲に物が置けないとなると 相当な面積を専有されてしまいます
対流式ストーブの場合は周囲360℃で本体半径プラス1m以上 上方にも1mの空間を置かねばなりません 必然的に高さがあって周囲に広いスペースが取れるテントの中央近くに置かざるを得ません
これって狭いソロ用テントにとって現実的じゃないと思います
自己責任になりますが ストーブの【 火力調整 】の範囲内で火力を弱めることにより 周囲を【 0.5m(50cm)の範囲 】くらいにするのが現実的なんじゃネ!?
なお【 TOYOTOMi RS-H29N 】の取説には次のように載っていました
反射式ストーブなので 方向によって可燃物との距離が異なっていますが 放熱方向となる前面や上方はやっぱり1mです
これによると 背面や側面は可燃物との距離を 対流式ストーブよりも近づけることがきますね
OSSUNが持っているテント【 OneTigris SOLO HOMESTEAD TC 】でシミュレーションをやってみたいと思います
テントの平面図と立面図を作り テント内に コット チェア 焚き火テーブル トランクカーゴ ポップアップごみ箱 をテントと同じ縮尺で再現しています ただし正確性を保証するものではありませんのであしからず
まず【 パセコ 】を使った場合の平面図
ストーブ周りの赤い破線の円形はストーブ表面から50cmの範囲を示しています
テントやコット テーブルがストーブから50cm以内に入らないようにしていますが 【 ごみ箱 】が範囲内になっているので 置き場所を変えることになりますね
次は立面図
テント幕から50cm離すことになるのでストーブはテントの中央よりになります
これに対して“反射式ストーブ”である【 TOYOTOMi RS-H29N 】の放熱方向は【 ほぼ前面と上方だけ 】なので その分テント幕に近づけることができます
平面図で示すと次のようになります
立面図
前述していますが あくまでもイメージ図ですから細かい縮尺部の正確性を保証できないことをご了承ください
これらのイメージ図で 反射式石油ストーブの方が狭いテント内での作業スペースを広く確保できることが感覚的にイメージできたでしょうか?
でも 大きい声では言えませんが あまり大きな違いはないような・・・
なおこの【 石油ストーブ 】をテント内で使うとき こんな“ゲタ”があると便宜です 地面が多少凸凹でも安定して置くことができます
これは“ホームセンター”の【 dcm 】で販売している【 トランクカーゴ30L 】用テーブルです
しかし こんな机上のイメージ図よりも 実際にテントを張りストーブを入れて検証するのが最も確かなんですが 冬期間に冬眠しているOSSUNには こんな妄想が楽しいんで~す!
ところで このストーブを自宅で使い始めて凡そ三ヶ月になる3月中旬のある日 OSSUNがまだ就寝前だった夜11時半ころ 突然自宅の火災警報器が発報しました
玄関と通話できるインターフォンも一緒に発報していますが インターフォン“は警報音停止”ボタンで止めることができました
でも天井に設置してある警報器からの警報音が止まりません なので本体をグルッと回して取り外したところ止まってくれました
後日【 警報音停止ボタン 】があることが分かりました
取り外して警報音が止まったので警報器を付け直し これで静かになったと安心していたところ 十数分したところでインターフォンが鳴りました
我が家の一階下の部屋(管理人室に最も近い部屋)のご主人でした 管理人室で警報音が鳴っているとのこと え゛~!!
すぐさまOSSUNも管理人室前に駆けつけると 室内で「ウーウー ピッポッピッポッ ●●●号室(我が家の号室)の 空気が汚れて危険です 窓を開けて換気してください」という警報音が鳴り響いていますが 管理人室は鍵が掛かっていて入れず 警報音を止められません
階下のご主人が24時間対応のマンション管理会社のサポートセンター経由で警備会社に連絡してもらい 警備会社の警備員さんが当マンションまで急行してもらうことになりました
結局 15~6分で警備員さんが駆けつけ管理人室の鍵を開けて入室し 警報音を止めてくれましたよ ふぅ・・・良かったぁ・・・
その間 OSSUNは寒い玄関ロビーで待機していました
この原因は OSSUNが書斎に置いたストーブの【 火力調整 】用“操作つまみ”を【 火力調整幅 】を超えて絞っていたため 不完全燃焼により一酸化炭素が発生充満したためのようです
なお OSSUNは書斎とは別の部屋に居たので難を逃れましたが 一歩間違えれば危なかった
やっぱり取説は十分に読んでおく必要がありますね
今回の経験では 室内で石油ストーブを使う場合はもちろん 狭いテント内で【 火力調整 】には十分注意する必要がある という当たり前の教訓を実感することになりました
おしまい
編集後記
翌日に階下のお部屋に謝罪し管理員さんにも事情説明をしました
そして 午後4時ころ 今回発報した警報器の取説をメーカーのHPからダウンロードしようと思い 警報器の機種名を知るため また取り外したんです
そしたらまたまた警報音が発報しました~! 例によって室内の警報音は止められたんですが 管理人室に行ってみると 案の定 警報音が鳴っています
「●●●号室(我が家の号室)の回線を確認してください」と鳴っています
アッチャ~ またやっちまった・・・管理人さんは帰った後だったので 今度はOSSUNが電話して警備会社を呼びました・・・
二日連続で不始末をやらかしてしまっただ!!
全くもって恥ずかしい限りです 穴があったら頭だけでも突っ込みたいです!
なお警報器の取説は 無事にダウンロードできました(爆)
ところで 当マンション管理組合では 警報音が発報した場合は直通で警備会社へ通報される仕組みになっていたはずなので 後日 管理人さんから管理会社を通じて確認してもらいました
その結果 直通で通報されるのは 火災やガス漏れ等の危険度が高い場合であるところ 今回のような“空気の汚れ”というものでは直通の通報はなされない契約になっている ということが判明しました
しかし“空気の汚れ”って 一酸化炭素の充満であり 危険度は高くないんかい!?
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