このドリッパーの初仕事となった先日の前森高原オートキャンプ場での“
2017年11月16日もみじ狩りソロキャンプ”記事にも書いたのですが これってコーヒー液の抽出完了まで時間が掛かり過ぎませんか~?
このドリッパーは シリコン製で柔らかいので折りたためるのがミソで 使うときに“ポンッ”と形状をドリッパーに戻すことができます
そこにペーパーフィルターをセットしコーヒー粉を入れてお湯を注ぐと中央にある三つの穴からマグカップにコーヒーの抽出液が滴下するという仕組みです
ドリッパーを乗せるマグカップは最初“空(カラ)”ですから 入っているのは空気です ここに液体を注ぐにはカップの空気を追い出す必要があります
ところがドリッパーがカップにぴったりと隙間なくくっ付き 中央の三つの穴はお湯を注がれたコーヒー粉が入っているフィルターで塞がれています つまりカップは密閉状態です
ということはカップ内の空気の逃げ道がありません なのでドリッパーにお湯を注いでもコーヒー抽出液が入る空間がないので滴下しない あるいは滴下に長時間が掛かることになります
分かりやすい写真がこれ! 隙間が無くピッタリくっ付いて空気が入らないためsnow peakシングルウォールマグが吸い付き 持ち上げることができました
なのでお湯を注いでも滴下が終わるまで長時間イライラして待つことになります
みなさん このドリッパーでこういう経験はしませんでしたか?
そこで滴下時間を短縮できないかと このドリッパーに空気の抜け穴を作ってみました
ただそれだけの記事です(爆)
やり方は単純・簡単です ポンチを使うだけ!
ポンチは“ハトメパンチ”に付属の4mm径を使いました
穴を開ける位置は ドリッパーの底面“PRIMUS BE-PAL”とレリーフがある反対側にします
なお 当然ですがドリッパーをカップに置いたときにカップの内側になるところに開けないと意味がありませんからご注意くださいませ
トンカチで叩いて貫通させます
完成! 超簡単です(爆)
裏から見たところ
では穴があることで効果はあるのか
穴のあるなしで滴下時間を比べてみました
まず穴を塞いだ状態です 開ける前に計測しておけばよかった・・・(-_-;)
しかたないので 穴を開けたときにポンチに残った円形の切りくずを穴に戻し・・・
その表裏をビニールテープで押さえました
この状態でフィルターをセットし計量カップ1.5杯分のコーヒー粉を入れます
水は下の写真右側の瀬戸物マグカップに満杯にした量を沸かします
分かりづらいですが瀬戸物マグに水が目一杯入っています この量は左側のsnow peakシングルウォールマグでは8~9分目くらいになります
お湯が沸いたら時間を計りますが ドリッパーにお湯を注いでフィルターの上端まで一杯になった時点でストップウォッチをスタートして計測することにします
計測開始です
やかんのお湯が全部無くなるまで注ぎ足しながら淹れます お湯が完全に滴下したと思われる状態でウォッチを止めました
2分48秒ですから168秒かかりました 結構長いです
次に同じ条件の下“穴あり”でやってみます
1分48秒 108秒です 丁度1分 60秒短縮されています
4mm径の空気抜き穴一つで ストレスなくコーヒーが淹れられるようになりました
このドリッパーにイライラしている方は 穴を開けてみてはいかがでしょう!
おしまい
編集後記:アウトドア用のコーヒードリッパーって いつの間にか何種類か集まってしまいます OSSUNが持っているドリッパーは ① snow peak 「焚火台型」 ② mont-bell「O.D.コンパクトドリッパー2」 ③ 家庭用のプラスチック製の物の三つでした 今回のBE-PAL付録のドリッパーで四っつ目になります それぞれ一長一短があります 一体どれを“普段使い”にしようかね・・・
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