WG火器の虫干し

ossun

2024年08月22日 06:20

WG(ホワイトガソリン)を燃料とする火器を虫干ししました

WG火器は OSSUNのキャンプにおいて 今では全く出番がありません
なので仕舞いっぱなしの状態ですが たまには陽に当ててやらないとネ!?

昨今のキャンプでは ランタンはLEDや燃焼式でも灯油系 ストーブはガス火器が一般的で WG火器を使っている方は減少していると感じます

OSSUNが使っているランタンも家庭用の灯油が使えてコスパが良い【 Petromax HK150 】と・・・

【 Vapalux M320 】が中心で・・・

ストーブはコンビニでも手に入るCB缶(カセットボンベ)で使える【 SOTO ST-310 】を主とするガス器具がメインです

たまに焚き火に炭を入れて“炭火”で調理することもあります

そんな状況なので燃料コスト的に不利なWG火器が使われることが無くなりました

従ってWG火器は家で仕舞い込まれて日の目を見る機会が無くなっています
そこでたまには陽に当ててやろうと思い立ちました

ではOSSUNが持っているWG火器を並べてみます
次の写真中 左後方は【 Coleman 200A 】 右後方は【 Coleman 286A740J 】
左前方は【 Coleman 508ツーレバー 】 右前方は【 SOTO MUKA STOVE SOD-371 】

まあ“陽に当てる”だけじゃなく 正常稼働するかも確認したいと思います
ちなみに前回確認したのは【 2019年04月18日 加圧式燃焼火器準備 】ですから5年前になります

では【 Coleman 200A 】から

過去記事で何回か書いてきたと思いますが このランタンはOSSUNの“バースデイランタン”なんです 1955年10月の刻印があります

まず燃料のWGを少量注入します



“ポンプノブ”を左に数回まわしてロックを解除

ポンピングは【 スーパーポンピング 】を使うと楽に行えます

次は【 燃料バルブ 】の確認です

書いてある英語を“google翻訳”で訳してみました

原文
“Open 1/4 Turn to Left and Light
After Mantles Burn Bright Open as Far as Possible
Made in U.S.A.”

訳文
「1/4 開いて左に回して点火
マントルが明るく燃えたら、できるだけ開けます
米国製」

となります つまり“点火するときは【 燃料バルブ 】を左に四分の一だけ回す” “マントルが明るく燃焼したら全開にする”というように書いてあるんですねぇ・・・

点火に使うライターは小細工したこれ 一応【 細口ライター 】と言います

点火は ランタンのグローブを外さず【 バーナーフレーム 】の底板に開いている穴からライターのノズルを挿入して行いたいところ 通常のライターではノズル径が底板の穴より太いため入らない

“Coleman”のこのライターなら底板の穴に入ったのですが・・・

今回これがどこを探しても見つからない そこで【 細口ライター 】を作ったという経緯です

2020年10月29日 UCOキャンドルランタンをオイル化 【前編】 】で残っていた【 アンカーボルト 】を使います

これのピンとナット タグを取り外します

残った本体部は中空になっていますので ネジ切り部をライターの先端からねじ込み ライター本体のガス噴出ノズルに被るようにねじ込んでいけば完成です

ちなみに先端部は十字にスリットが入っています

なおこのままで着火ボタンを押しても発火しないので 別のライターで点火する必要がありました


準備は整いました
ではまず【 クリーニングレバー 】を下向きに回します


そして【 燃料バルブ 】を左に1/4回します


ここで点火した【 細口ライター 】を底板の穴から挿入!

“ボンッ!” 小爆発しました
順番が逆でした 点火した【 細口ライター 】を底板の穴から挿入してから【 燃料バルブ 】を回すのが正しい着火方法でした 久しぶりにやると やっぱり操作手順を憶えていませんねぇ

マントルが光り出したので【 燃料バルブ 】を全開にすると マントルがゆっくり消えてしまいました 何回かやり直しても同じで 最後は1/4開けた段階でも全く点かなくなってしまいました

どっかで圧が漏れているのかねぇ・・・各部の【 ワッシャー 】(パッキン)を点検する必要がありますね しかし今はやりません

次いきます 【 Coleman286A740J 】です こちらは【 バーナーフレーム 】の底板に開いている穴が大きいので 一般的なライターのノズルが入ります

こちらも何回やっても着火もしてくれません “圧”は掛かっているのにおかしいなぁ・・・

面倒なので もう次いきます!
【 Coleman508ツーレバー 】です

おっ これは行けるか!?

と思ったのも“つかの間” 燃料漏れが起きています あわてて“圧”を抜いて消火!

なんちゅーこっちゃ!? Coleman全滅じゃねぇか!

最後に【 SOTO MUKA STOVE SOD-371 】を着火してみます

では【 コントロールダイヤル 】が“stop”の位置にあることを確認します

次に【 圧力インジケーター 】の赤いラインが見えてくるまでポンピングで“圧”を掛けます

次に本体の【 燃料ホース 】を【 燃料ボトル 】に接続します

【 コントロールダイヤル 】を真上に引き上げて“ロック解除”し ダイヤルを“start”の位置まで回します

すると“シュウー”っと音がして気化したガソリンが噴出しますので ライター等で着火します

ガソリン燃料の圧力火器の場合 着火当初は赤い炎で燃え上がりますが 直ぐに青い炎になり正常燃焼してくれます 

今回引っ張り出したWG火器中で 正常稼働したのは【 SOTO MUKA STOVE SOD-371 】だけでした さすが“ジャパンクオリティ”です!

“Coleman”の火器3台については 気が向いたらそのうちメンテナンスしてみます

おしまい


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