オピネルの柄装飾加工をジープさんにお願いしたのは 昨年11月に参加した“
2019年11月27日「寒河江市いこいの森キャンプ場」で晩秋おやじグルキャン”の場でした
その“いこいの森グルキャン”で ジープさんがそういうお仕事(?)をなさっていることが話題になったので それならOSSUNの今は使っていない錆びたオピネル№12があるので ジープさんの思いのままに装飾してくださいとお願いしてたんです ちなみに№12は凡そ全長28cm 刃渡り12cmの結構大型オピネルです
現在常用しているオピネルは№10です 黒錆加工してあります【
2015年07月09日OPINELの黒錆加工&オイル塗布&細引きループ付け】
オピネル№12と並べた写真です
上記の黒錆加工記事にも記載していますが 今回のオピネル№12は当時 使い終わったらウェットティッシュで拭き取るだけでオイルを塗らずにいたため錆び付いてしまったと思います
錆を落とそうと少し研いでみたのですが中々落とせないので諦めて 車に常備している“緊急アウトドアセット”に入れたままになっていたので ジープさんに今回急に思い立ってお願いをすることが可能だったんで~す (^_^)v
年が明けて正月4日の夕方に ジープさんの“工房”を訪問させていただいて受け取ってきました~
工房は山形市内ですが結構郊外でもあり 自然に囲まれたジープさんによく似合う内部がログハウス風の造りの建物でした 陽が落ちていたこともあり外観写真はありません お洒落な薪ストーブが備え付けられています
この工房の名称がこれ!
ジープさんが “ギター親父さん”達と作ったグループ名から付けた名前とのことです
ちなみに“いわれ”を聞いてみたところ・・・
「凍」→こおる 「人」→マン もうお分かりですね! そう!アウトドアブランド“コールマン”をもじった名前とのことでした~(爆)
そして さあ これが完成品だ~~~!!!
細い樹皮を何本も貼り付けた上 彫刻まで彫ってあります クオリティ高!
ブレードを出してみて更に驚きました! 何んとある程度錆を落とした上にブレードを磨いてあるではありませんか!
申し訳ありませ~~~ん!そしてありがとうございま~~~す!!
ピカピカなブレードになっています さすがに錆が深く浸食しているところもあり完全に取ることは不可能ですが ここまで綺麗になっているのに驚きました~
貼り付けた樹種について解説してもらいました
ブレード側トップと中間部にサクラを使い その間はダケカンバ 柄尻側は“温泉トドさん”から譲ってもらったシラカバ とのことです
同じ樹種でも 樹皮の表裏を使い分けてあり 色にアクセントが出るよう工夫されています
ところで このオピネルの柄というのは 単純な円筒形ではなく ところどころ“くびれて”いて複雑な形状です そんな形状のことを専門用語で何とかと聞いたのですが失念しました
したがって単に“樹皮を貼り付ければいい”というような単純な細工ではないということです
昔小学高学年か中学生の頃 地球儀を作った経験がある方は分かるかも知れませんが 球状の物体に絵柄を貼り付ける場合 絵柄の紙は長方形ではなく 上下両端が尖って中間部が幅広になっている形状のものを貼り付けた記憶があると思います
こんな形状の紙を何枚も球体一周分貼り付けましたよね!?
↓
オピネルの柄の形状はもっと複雑なため 樹皮を一律に同じ形状で切り出すものではなく 貼る部位に合わせて切り出しているようでとても神経を使う作業のようです
更に彫刻です 球面を彫るというのはこれもまた なかなか難しいですよね~
すごく丁寧な仕事してます
仕上げとして表面にはウレタンが塗ってあるとのことでした
(下の写真はジープさんが使った物を撮影したものではありません イメージ画像です)
ジープさんは№12という大型オピネルに装飾を施したのは“初”とのことでした やっぱり使い勝手のいいオピネルと言われている8番や9番への装飾作業が多いようでした
ところでオピネルには元々ループが付いていないので キャンプ現場では得てして見当たらなくなることが多々あります なので黒錆加工したオピネル№10には柄尻に細引きでループを付けラック等に吊り下げておけるようにしてあります これが相当便利です
そこでジープさんからお許しを得ていましたので №12にも穴をあけてループを付けることにしました
キリを使ってマーキングし そこを2mm刃ドリルから順次使って行き 最後は3.5mm刃ドリルまで使って穴を開けました
ちなみに最初の2mm刃を使っている写真を撮ろうと 右手にドリルを持ち 左手で離れた台の上にあったコンデジを取ろうとしたら やってしまいました・・・
段取りが悪い・・・
そんなアクシデントもありましたが オピネルには無事に細引きでのループをつけることができました
これで格段に使い勝手が良くなります
刃を広げて飾っておきたいところですが ヤッパ危ないか~!? 道具はそれ本来の使い方をしてやるのが最も存在価値がありますね
おしまい
追伸:今回の柄装飾の作業料ですが オピネルの“№12”という大型の物にもかかわらず №8~9の作業料と同じ額で構わないというジープさんのご厚情に甘えてしまいました 一応“数千円”とだけ述べておきま~す またジープさんから了承を得てありますので オピネル柄の装飾依頼を希望される方がおられましたら本ブログの“オーナーメッセージ”でOSSSUNまでご連絡くださればジープさんにつなぎます
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